minaQのつぶやき 네토미나

嫌韓(いやかん)ってホントはどうなの?

ちょっと韓国だけの献血証というもの

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12回献血しました、献血証明書と紛失した場合は恩恵は'0'

ちょっ、献血証って何だ? プラスチックのカードじゃないの? 韓国じゃ献血はその度に1枚ずつ紙でできたカードをくれる。それがあれば輸血が受けられる??


最近の更新日、2016年9月24日 21:05


イメージ 1[ソウルミーナ]24日、韓国MBC献血カードを紛失すると輸血の恩恵が受けられないという衝撃的なニュースを報道した。

献血記録すべて保存されているはずですが、紙になった献血証明書を紛失したというのが理由です。

イメージ 2先日、輸血を受けたキム・ヒョンスさんは、献血を12回もしたが、無料輸血の恩恵を受けることができませんでした。

献血証明書を失ったために、スマートフォンのアプリにある献血記録も何の効果がなかったのです。

[キム・ヒョンス/ソウル市麻浦区] "病院では紙になった献血証がなければ、無料の優遇を与えることはできないとしてあまりにもあきれました。"

大韓赤十字社は、重複しての使用の懸念を理由に挙げて献血証明書の再発給をしてくれなくています。
各病院で使用した記録などが連携される電算システムを構築すればいいが、予算不足に関係機関の間で互いに転嫁し、いつ実現するか不透明です。

[大韓赤十字社関係者] "モバイル時代なのに、その部分に対する部分が少し…元は血液事業自体が保健福祉部の事業です。 献血証書制度自体は赤十字社だけの問題ではないのです。"

献血証明書が実際に輸血に使われた割合は年々落ち、昨年には発給された献血証明書308万枚の中でわずか10%だけが使われるにとどまりました。
※韓国全体の献血の総数が308万件ということ

[ユン・ジョンピル/セヌリ党議員(国会保健福祉委)] "献血証明書を紛失しても赤十字社は無料輸血サービスを受けることができるシステムを構築して国民の大切な血をうまく管理しなければならないのです。"

献血を督励ばかりするのではなく、大切な分かち合いが無駄にならないように体系的なシステム作りが急がれるという指摘です。


これについて韓国のネチズンはさまざまなコメントを寄せている


献血ってなんか不純な動機があったりしてない?」

「輸血ってタダじゃないからね、輸血が必要な人はお金を出しても欲しいから”小売り”できるように1単位ごとにカードを発行しているんだ」

「”献血証が今すぐ必要です、協力してください”、なんていうことを寄付か何かと思っているかもしれないが、血液は金を払えば輸血が受けられる仕組みでしょ」

「ニホンでもヤクルトをくれるところがあるらしいね」
「軍隊で4回献血したけどカードはすぐに無くした」



(翻訳とか:みそっち)



韓国の献血制度をちょっと知っておこう

国内で献血をすると献血者に献血証書が与えられ、後で本人や他人が不慮の事故、 疾患などで輸血を受けた時、この献血証書医療機関に提出すると無償で輸血を受けることができる。 これ韓国だけで施行されている献血預置制度である。
韓国で献血証制度1975年に公式的に導入され、過去40年の間、韓国の血液事業の構造で最も古く、最も重要な役割を担当してきた。しかし、1980年代からは、世界的で献血に対する補償概念で自発的無償献血献血文化が定着され、献血証書のような補償制度はなくなり、現在は、韓国のみ存在する

献血証制度というものが韓国で始まったのは1975年。それまでは輸血が必要な時にはお金を払って血液提供者を探したり買ったりしていたわけです。そこには当然のように献血という概念は無くお金と引き換えに血液を売るという商行為だったのですね。
さて、韓国では兵役があるので健康管理のされた健康そうな韓国男子が腕をまくって献血に並ぶシーンを想像するかもしれませんが、実際には軍の広報的次元で実施されることがあるだけで、兵隊からの献血というものはあまり多くありません。それどころか献血禁止地区という感染性疾病の蔓延した地域が指定されていて仁川空港やソウルのすぐ隣などの市部でも献血禁止地区に指定されていたりして。国境地区などが該当するため軍人の半数は献血不可となっているようです。

輸血の必要な手術を受けたりするときに献血証というのがあると病院からの請求の中から血液分の請求金額が減るというメリットがあるのが献血証制度です。
これがないと輸血が受けられない、などということはありません

昨年にはメールスの爆発的流行で医療機関の不信が囁かれましたが、それにあわせて起きたB型肝炎集団感染では注射針の不適切な使い回しが指摘されていてそのへんの安全性への懸念からも韓国では献血離れが進んでいるわけです。
その一方で映画や野球観戦のチケットを配ったり外食券などを提供したりするのがエスカレートしてきており、注射針恐怖症からも献血者探しは大変そうです。





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