ソウル市の '旧正月の連休ごみ管理総合対策'
旧正月の連休 大掃除をすれどゴミ収集車はやってこない
ゴミだらけのソウル新事情
正月連休ごみ管理総合対策によれば…回収時間、具体的告知しない
更新2017年1月30日
[ソウルミーナ]ソウル陽川区(ヤンチョング)に住んでいるイ氏(34)は旧正月の連休初日であるこの27日夕方、大掃除をした後、家の前にゴミ袋や不用品などを運び出した。 連休だが、同日はゴミを回収するというソウル市の案内文を見たからだ。
しかし翌日、家を出たイ氏はゴミがそのままあることを見てびっくりした。 イ氏のほかにもごみを出した人が多く、町内各所に、ごみがいっぱいたまっている姿だった。 イ氏は "陽川区庁に問い合わせると、'案内が間違って出たこと'と言うのでびっくりした"、"私の家のごみは再び運び入れたが、町内に3日以上ごみが積み込まれているので、とても汚れていた"と話した。
ソウル市の '旧正月の連休ごみ管理総合対策'によると、陽川区は同日のゴミを回収することになっているが、実際の回収は、前日夜から同日早朝まで行われ、住民らが出したごみがほとんど回収されなかった。ソウル市が旧正月の連休期間中に自治区別にごみ収集日を公示したが、該当日に出したごみはほとんど回収されず、住民たちが不便を強いられたことが確認された。
30日、ソウル市によると、25日、ソウル市の '旧正月の連休ごみ管理総合対策'が発表された。 この対策によると、30日には25のすべての自治区でごみを収集するが、27∼29日にはごみ収集が自治区ごとに制限的に行われる。 27日には11区(中区・城東区・江北区・道峰区・陽川区・江西区・冠岳区・瑞草区・江南区・永登浦区・江東区)で、29日には12区(鍾路区・広津区・東大門区・蘆原区・恩平区・麻浦区・九老区・衿川区・銅雀区・松坡区・永登浦区・江東区)でゴミ収集が行われているものと明示されている。 当該案内文は、マスコミなどを通じて住民に案内された。
通常、ごみは夜遅く回収を開始するために、日が沈んだ後の夕方時間帯に排出するのが原則だ。 ごみ収集日の案内を受けた住民たちも、該当日夕方にごみを出したが、確認の結果、ほとんど回収にならなかったという。
ごみ収集が当日夜ではなく、前日夜から回収予定日の未明(明け方)まで行われたためだ。 例えば、27日が回収日の自治区の場合、27日夜ではなく26日夜から27日未明、4∼5時までごみ収集作業が行われた。 事実上26日夜に出したごみのみを回収されたわけだ。このためにゴミの排出日を26日ではなく28日に案内するべきだったという指摘が出ている。
江西区に居住しているカン某(38・女)さんは、"27日にごみを収集するとすれば、当然27日に出さないか"、"家の近くにゴミ袋がいくつかありましたが、通りかかった車にぶつかってごみ袋が破れて全部片付けた。 ごみが積まれていたら美観上、衛生上良くないので、公知をみてよく守ろうと言ったんだがお知らせ自体が間違ったというから、あっけない"と話した。
ソウル市関係者は "明け方に回収するために前日排出するよう案内しなければならなかったのに該当事項が案内文から外された。 錯誤があったものとみられる"、"次からは案内を具体的にすることができるようにする"と釈明した。
(翻訳:みそっち)
ふぅ~ん ソウルのゴミ収集にルールがあったなんて知らなかったな。
ソウルではゴミ収集は区役所や民間業者の収集車がやってきます。これがまた日によって時間帯が違ったり通り越してみたりするので油断できません。
そのゴミ収集よりも先に廃紙拾いのお年寄りが集積場所をひっくりかえしていくので油断できませんよ。
一応はごみの分別もあるんですが、ハングルでは物の分類を周知させることが困難なんですよ。燃えるゴミ、燃えないゴミ。そいじゃキムチはどっち? キムチの容器は何ゴミ?そのへんがどのようにでも解釈されるのでとりあえず道に出しておくわけです。
それもこれも ”ゴミの分類に不自由な弱者” を保護するためだそうですよ。それを収集していく人が判断してそのまま置いていったりするという誰にでも暮らしやすいけどゴミが散らかっている社会となっているのです。