”韓国型支援表現” 練炭の値あがる
世界最大の練炭消費国 今年は価格が19.6%引き上げ…
低所得層へのクーポン支援金は33%増やす
石炭はトン当たり15万9千810ウォン→17万2千660ウォンと8%引き上げ
[昼のミーナ]政府が庶民の燃料である、煉炭価格を引き上げる代わりに練炭を使用する低所得層に対する支援を拡大した。
※練炭・煉炭(れんたん)は、日本で発明された固体燃料で、石炭を粉末にし、蓮根状の穴をあけ、円筒形に成型したものである。
石炭最高販売価格は8%(熱量等級4級を基準にトン当たり15万9千810ウォンからトン当たり17万2千660ウォン)、練炭最高販売価格は19.6%(工場渡し価格基準で一個あたり446.75ウォンから一個あたり534.25ウォン)の引き上げする。 練炭の引き上げ幅は一個あたり87.5ウォンだ。
政府は昨年も石炭と、煉炭価格を同じ水準に引き上げた。 当時、政府は石炭は5年ぶりに、練炭は7年ぶりに価格を上げた。
産業部は "炭鉱生産環境の悪化で、生産原価は引き続き上昇するが、石・煉炭価格が長期間凍結されて原価と販売価格の差が大きい状況で、今回の値上げを通じて生産者に支給していた補助金は縮小して練炭を使用する低所得層に対する財政支援を強化する方針"と説明した。
産業部 "原価と販売価格の隔たり大きく、生産者補助金を縮小"
政府は庶民生活安定のために1989年から石炭・練炭の最高販売価格を生産原価より低めに告示し、その差額を、政府財政で生産者に補助してきた。
今年の基準で石炭は生産原価の79%、練炭は生産原価の64%水準だ。
政府は基礎生活受給者や次上位階層、疎外階層などに支援する煉炭のクーポンの支援金額を既存23万5千ウォンから31万3千ウォンに33.2%増やすことを明らかにした。
政府は今年29日23万5千ウォンを先に配布して今年の値上げ分である7万8千ウォン相当の練炭クーポンを12月中に追加で配布する予定だ。
2016年基準で練炭クーポン支給対象は7万4千世帯だ。
石炭を衣類やガスなど他の燃料に転換することを希望する低所得層世帯に対しては世帯あたり最大300万ウォンのボイラー交換費用を全額支援する計画だ。
練炭を使用する農家は、自動保温カバーと廃熱再利用施設などの代替エネルギー転換施設やエネルギーの低減施設を設置する場合、農林畜産食品部の「農業エネルギー利用の効率化事業」と「新輸出戦略品目育成事業」の優先支援対象と選定する。
(翻訳/みそっち)
つまり学生でも誰でも安く買えるんですね。さらに生活脆弱層の7万4千世帯には割引クーポン券を発行しているんです。
ソウル首都圏でのの練炭世帯はおよそ100万件となっていて一時期減ったものの安価な燃料源として韓国政府では増産に拍車をかけているのです。
まぁ練炭が運び込まれる家っていうのはその時点ですでに電気ガス灯油などでの暖房を放棄した世帯ということですから、まさに脆弱世帯ってことになります。
そういうところにバケツリレー式に練炭を運び込む行為は見るからに「極寒脆弱階層救済キムチ無償配布練炭支援アイゴー」などという踊り文句と一緒に、「やってる感」を自己満足させるために毎年繰り返される ”韓国型支援表現” とでもいうべき風物詩となっているわけです。
脆弱世帯への練炭運びは本来の目的が自己満足のためでしたが、これはもはや止めることができません。地域議員や地場企業の売名目的はもちろんのこと学校などの団体もこぞって練炭運びをしているのは、「貧しい人たちを助けてやる」という濁った自己意識の昇華であり、ほぼすべての韓国人にとっては、「やがてキムジャン文化のように練炭運びが世界文化遺産になる日」なんていうのを本気で考えているとしか考えられない気がするばかりというのが現実です。