大統領府の前にある噴水広場は今
騒乱の国、韓国では今⓰
各種集会とデモが昨年同期と比較して57%も急増
観光バスが通り過ぎる青瓦台前には何やら、ひとり主催者様がたくさん立っている
大統領府前噴水広場のデモ自由化には とんでもない人だかりにびっくり
[ソウルミーナ]17日韓国警察庁によれば、今年1~11月全国で開かれた集会・デモは6万2254件で集計された。 集会を申告して実際開催しなかった場合は除いた数値だ。
これはチェ・スンシル ゲートがふくらんでろうそく集会が始まった2016年(4万5836件)や政権が変わった昨年(4万3161件)の集会・デモを大きく上回る数値だ。
過去に警察が集計した集会・デモ参加者数は大規模なものでは2016年11月のパク大統領退陣要求の30万人ほどだったが、主催者側の発表では190万人となっている。
このように集計などの数値管理がいい加減なところがあるのも韓国らしさである。
ムン・ジェイン政府執権2年目である今年になり一層増幅された社会葛藤が集会で表出されたことで各種集会とデモが昨年同期と比較して57%も急増したわけだ。
ムン・ジェイン政府はスタート初期から集会・デモの権利保障を基調としてきた。
その結果、昨年集会・デモ関連での司法処理は1423人で、2016年の3396人より41%も減った。
その上、昨年6月からは法律改正で大統領府の前での集会・デモも可能になった。 おかげで大統領府の前にある噴水広場は光化門(クァンファムン)広場に次ぐ ‘集会1番地’ に新たに出た。
まさにデモ集会で生まれた政権が集会デモで疲弊しているわけだ。
(ソウル/みそっち)
韓国では申告の要らないひとりデモというのがある、申告が要らないのだから警察は関与していない、デモ理由はというと、たとえば給料未払いであったり上司の言葉の暴力や、飲酒運転の減刑嘆願などが一人デモのキッカケとなることが多い。
もちろん色恋沙汰で「結婚してください」式のボードも見かけることがある。(それが何の意味があるのかワカラナイ)
その正確な数は知ることが出来ないが、韓国随一の幅30m長さ500mもの広さを誇る光化門広場で去る9月某日にカウントしたところ、100人以上がひとりデモのようなボードを持って立っていたりする。
こちらは今や名物となった青瓦台噴水公園前のひとりデモ
この様子を見て、彼らには仕事が無いのか?という疑問が湧いた。そこで何人かのひとりデモ主催者に仕事は何をしているのか聞いてみたところ、もちろん ”仕事など無いからこうしてやっている” というのが答えだった。あまりにも予想した通りの答えであった。
これこそが常識や世間の目にとらわれず、好き勝手なところに立ちどまりハングルの手書きボードを手にした時、彼らは自分勝手になり、自由になる。 誰にも邪魔されず、気を遣わず主張するという孤高の行為。 この行為こそが、韓国人に平等に与えられた最高の癒し、と言えるのである
ちなみに、ニホン語で「慰安婦おばあさんは売春婦」とか「独島は日本の領土」という看板を持って立っていると、ニホン人観光客が拍手してくれますが、引率のニホン語がわかる韓国人は嫌な顔をするそうです。