二日酔い運転のタクシー運転手
"二日酔い運転" のタクシー運転手には免許取り消しはありません
裁判所 "重要生計手段" 経済状況考慮して1審覆し"減軽事由該当"
30日、法曹界によると、ソウル高裁行政4部(イスンヨン部長判事)はタクシー運転手A(65)氏が、ソウル地方警察庁を相手に "免許取り消し処分を取り消してほしい" と起こした訴訟の控訴審で1審を覆し、原告勝訴の判決した。
個人タクシーを運転するA氏は2017年7月未明、血中アルコール濃度0.067%の状態でタクシーを運転して摘発された。
このことで罰点100点を受けたA氏は、翌年5∼6月、信号・指示違反で二回にわたって罰点15点ずつを追加で受け取った。
これによりソウル地方警察庁はA氏の1年間の累積罰点が130点で免許取り消しの基準点数(1年間121点)を越えたとし、A氏の免許を取り消した。
※韓国では飲酒運転でも一発取り消しとかの処罰は無い
A氏は "免許が取り消されれば,個人タクシーの運送事業免許も失くし生計手段を失うだけに,警察の処分が過酷すぎる" と訴訟を起こした。
1審は "A氏の事情を考慮しても、厳重な制裁で道路交通法の実効性を確保する公益がそれに劣らず重要だ"、"タクシー運転者として交通法規を厳しく遵守しなければならないにも短期間何度も違反したという点で非難の可能性が大きい"としてこれを受け入れなかった。
しかし、控訴審の裁判部はA氏の事情により重きを置いたようだ。
(ソウル/みそっち)
法律のなかには条文という文字列はあるんですが、もうそれを読み聞かせても理解できる韓国人はほとんどいません。それを適用すると民心が離れちゃうので韓国ではタクシー運転手の運転免許の取り消しは無いんですよ。生計型犯罪者は処罰されないのです。
コンビニで万引きしても「単純説諭」だけで万引き犯の経歴には載りませんし、生活困窮者の無銭飲食だって刑札は面倒がって被害届を受理したがりません。ソウル名物の ”袖を引くおねいさん” は何度捕まっても刑札にお泊りすることはありません。
飲食店が食中毒を出しても、営業停止は生計にかかわることですから営業停止はありません。
※単純説諭:犯罪の記録が残らない検挙(もみ消し)のこと、犯罪検挙も担当刑事の自己申告によることが多い
韓国人の犯罪者によく効く罰金刑もありますが、これがたったの3年で時効になるので、払わずに労役場に行くよりも堂々と暮らしながら、お金がないことを言い訳にしていればやがて大統領恩赦に必ず引っ掛かることになります。
これで韓国型の ”犯罪者の無いクリーンな社会” の出来上がりです。
最近5年
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執行対象
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罰金刑執行内容
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現金執行
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労役場
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社会奉仕
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控除
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未済
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件数
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460万人
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310万人
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11.4万
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1.7万
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7.3万
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8万
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116万
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金額
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22.9兆
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6.1兆
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3.5兆
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288億
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4970億
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2550億
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12兆
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(表1)金額はウォン
とかですね。 でも明日は我が身と考えるのもいるわけで、「生計型犯罪はすべて赦免すべき」「韓国人は情が厚い」なんて言い出すのもいます。
ソウルに観光に行くひともいるわけですが、そんな時に乗ることになるタクシーの運転手が免許取り消し水準であるということから自衛するには、やはり韓国に行かないことが必要です。
◇ ◇ ◇
お腹がすいたので盗った>>>生計型犯罪ですから韓国の警察は、住むところや働けるところを探してやり小遣いまで与えて ”美談” の量産のために利用します。
韓国では信用金庫強盗などの指名手配犯であれば全国区ですが、これを事実通りに連発すれば所轄の警察署の大きなマイナスポイントとなります。そのため警察署ごとでは犯罪者情報の共有などの横のつながりをしないような仕組みがしっかりと出来上がっています。
そいうわけで ”生計型犯罪” はその警察署だけで犯罪情報を握りつぶします。ですから隣の管轄区域に行けば再び初犯となり、生計型犯罪であれば処罰を受けることはありません。
窃盗被害では、被害者側が ”処罰を望まない” という韓国型美談が良く出てきます。これも所轄の警察署が犯罪受理件数を減らして『犯罪の少ないクリーンな街づくり』という成績を上げるために、被害者側に「あなたのお金は戻りませんよ」「訴状の作成のために時間がかかります」「けいさつもひまじゃないんです」「お店を休んでいては大損害でしょ」「あなたの帳簿も洗えば何か出ませんか?」なんてことを言いながら ”処罰を望まない” という方向に持っていくわけです。
告訴が無ければ刑事事件にならない原則があるので警察の仕事である告訴状の作成や証拠物を検察に送る手間も省けるのです。 スゴイでしょ
これで、”本日の窃盗事件発生件数ゼロ” が達成されるわけです。しかも警察では窃盗犯にお小遣いをやり古着を与え靴まで買ってやり何か食べさることで『人情味あふれる地域を見守るクリーン警察署』という称号まで得ようとするのです。
処罰を下方修正しよう犯罪審査委員会
犯行の動機・常習性・被害回復するかどうかなど、事件の情況を総合的に考慮して刑事立件ではなく即決審判請求に減軽処分し、無銭飲食などで即決審判が請求されれば訓戒放免で処理する。
犯罪審査委員会は、軽微な犯罪による無分別な前科者の量産を防止して、審議の過程に市民委員が参加し、警察処分の公正性と透明性を確保するための制度である。
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ニホンの統治がおわると朝鮮人が警察組織を引き継ぎました。すると朝鮮式に警察は好き勝手なことを始めたのです。そこですっかり信頼を失った警察でしたが、信頼回復のためにはあたりかまわぬ取り締まりと逮捕が手っ取り早いと知るやそちらに注力して大韓民国成立までの間にかなりの業務実績を上げました。
その時の反動で、韓国では「警察とは信用できない物の代名詞」「警察不信」「警察に協力しない」「警察のバカ」と言った発想が生まれ、その代謝思考として「捕まる奴がバカ」「警察も金次第」「犯罪バンザイ」といった発想が彼らに染み渡ったわけです。
最近では警察もソフトになってきて「捕まえない警察」「処罰しない司法」などの手法で ”犯罪審査委員会” などもつくられて警察の成績評価を上げることに貢献しています。
摘発件数ゼロ = 犯罪発生件数ゼロ ということです。