韓国UAE原発受注を斜め読み
http://archivenew.vop.co.kr/images/25bb784a487b35dde36eebf4c5852005/2011-02/07043146_zz7.jpg ▲ねずみ大酋長が大統領府で国務会議を主宰している。(c)大酋長府
イ・ミョンバク政府が受注したと明らかにした186億ドルに達するアラブ首長国連邦(UAE)原子力発電所事業に韓国輸出入銀行が100億ドルを支援することにした内容が公開されて波紋が生じているなかで、知らされなかった事実が追加で確認された。
それなら去る2009年12月27日締結された契約は何であり、イ大統領はなぜ'契約'締結のために'約束'履行を指示したことだろうか?
当時韓国側契約主体の韓国電力キム・ツァンス社長とUAE側契約主体のUAE原子力公社(ENEC)ムバラク会長(行政庁長、アブダビファンドCEO兼任)はイ・ミョンバク大統領とナフヤンUAE大統領が見守る中で原子力発電所受注契約書に署名した。 この他にもチェ・ギョンファン知識経済部長官とアブドラUAE外交長官が'韓-UAE経済協力協定'と'新再生エネルギー協力了解覚書(MOU)を締結した。
しかし <민중의소리> 取材によればUAE側と韓国側が締結した契約は'基本契約'でありまだ “商業的契約” は締結されていないと見られる。
▲去る2009年12月27日韓国電力キム・ツァンス社長とUAE側契約主体のUAE原子力公社(ENEC)ムバラク会長がイ・ミョンバク大統領とカルリパナフヤンUAE大統領が見守る中で原子力発電所受注契約書に署名した。(c)大統領府
国際的にUAE原子力発電所と同じ大規模プラントの契約手続きは発注者の入札と優先交渉者選定、民間事業者間了解覚書(MOU)締結、政府間了解覚書(MOU)締結、政府間協約(IGA)締結などの手順を踏んで最終契約者が選ばれる。
UAE原子力発電所事業の場合、国際公開入札で成り立って入札の後去る2009年9月4日アレバコンソーシアム(フランス),GE-日立コンソーシアム(日本.米国)と共に韓国の韓国電力コンソーシアムが優先交渉対象者に選ばれたし、同じ年12月27日、韓国電力が最終契約者に選ばれた。
最終契約者に選ばれれば両国契約当事者と相手国政府、3者が協約履行を入れた'基本契約'を締結した以後本契約の'商業的契約'を締結することになる。 したがって去る2009年末韓国電力がUAE原子力公社と締結した契約は'基本契約'であるとも見える。
一方イ大統領が'まもなく契約にならないか'で話した大きな課題で'契約'とは'商業的契約'を意味することで、政府部署らに'約束したのを次々とよく履行'年'商業的契約'締結に支障が無いようにしろとの意と解説される。
これに増してイ・ミョンバク政府は原子力発電所受注と関連がないとしながらも昨年12月8日国会でUAE派兵同意案が突然変異処理された後一ヶ月だけの先月11日特戦司令部で構成されたアーク部隊本陣120人をUAEに派兵したし、最近では韓国輸出入銀行がUAE原子力発電所事業に100億ドルを支援することにしたという事実もあらわれた。
イ大統領の先月閣僚会議発言を総合してみれば大統領本人が直接UAEに飛んで行って生放送記者会見をしながらも発表したUAE原子力発電所受注が実はまだ本契約以前段階という点を知っていたし、本契約のために先立って言及した経済.軍事的支援など'約束'履行まで直接関わっていると見られる。
原子力発電所輸出ために建設資金を出し軍隊も貸したイ・ミョンバク政府
<민중의소리>きてMBC ‘時事マガジン2580’が明らかにしたアラブ首長国連邦(UAE)原子力発電所受注未公開契約条件内容は十分に衝撃的だ。 韓国が原子力発電所を受注する条件でUAEに100億ドルを28年間貸すことにしたということだ。 これは原子力発電所受注金額186億ドルの半分を越える金額で原子力発電所受注当時400億ドル受注広報をした内容で事実上86億ドル受注で大幅縮小されたのだ。 これで事実上、韓国は私たちよりはるかに金持ちのUAEにお金も貸して原子力発電所も建ててやって軍隊も貸して稼動中に起きたすべての事件に対して保証もするなど “チョウセンジンにありがちな屈辱的な受注をしたわけだ。
UAE原子力発電所受注発表以後公開されなかった未公開契約内容に対するあらゆるうわさが横行したがその中一つが国防の義務とは関係がない経済的派兵条件だった。 だが、石油ドルが多いUAEに建設資金を私たちが貸すこととは誰も予測できなかった。
国際金融市場で私たちより格段に信用等級が高いUAEに建設資金を28年長期で貸すことにしたことは高金利の私債市場でお金を都合して金利が安い市中銀行に金を貸した格好で、損害をこうむるほかはない構造だ。 さらにUAEは利子差益を見ることができる。 放送インタビューでUAE関係者によればUAEは建設費用を100%支払いできるが最大の利益を得るためにこういうオプションを選択したということだ。 原子力発電所建設を安く受けて金を融通する契約をしたことなのに、我が国の方から先にこの条件を提示したというから素敵だ。
現在、国内金融業界で金を借りることが出来ないと決まりすぐに国際金融会社らが入り込んだ状態だ。 最悪の場合、お金が不足した我が国は国際金融市場で高金利で金を借りてまた低金利でUAEに資金を支援するほかはない状況を予想することができる。
すでに明らかになった派兵とフランスが提示した価格の半分もならない低価格契約他にも固定為替レート(価格)契約、完工延期に対する賠償、60年寿命全体稼動保証などが契約条件
進んで60年寿命全体稼動保証が契約条件ならば稼動中に発生する故障と事故に対して賠償をしなければならない。 チェルノブイリと同じ最悪の事故がおきるならば損失と浄化費用、復旧費用で数十兆ウォンでも足りない。
運営費用まで含んで初めには400億ドル契約だと水増し報告をしたが、UAEによって186億ドル契約であることが海外から知らされた。 フランスの入札価格360億ドルの45%程に相当する金額だ。 ところがさらに、この費用の半分以上を私たちが自ら長期貸し出ししてあげることにしたのだ。
2011-02-09 http://www.vop.co.kr/A00000361703.html
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▲パク・ヨンジュン知識経済部2次官が先月20日開かれた韓-中洞新年経済交流会で挨拶の言葉をしている。(c)ニューシス
▲パク・ヨンジュン知識経済部2次官が先月20日開かれた韓-中洞新年経済交流会で挨拶の言葉をしている。(c)ニューシス
アラブ首長国連邦(UAE)原子力発電所工事費186億ドルの半分を越える100億ドルを国策銀行の韓国輸出入銀行が支援することにした事実があらわれた中で、2009年12月受注以後イ・ミョンバク政府の実力者のパク・ヨンジュン知識経済部2次官が資金調達の核心役割を遂行してきたことが明らかになった。
<민중의소리> 取材によればパク次官は去る2009年12月末(当時総理室国務次長) UAE原子力発電所受注を前後でUAE現地にほとんど常駐するようにして受注のための諸般業務を引き受けたし、以後にも核心の争点に浮び上がった100億ドル資金調達に深く関与していると分かった。
特にパク次官は知経部にきた後には本格的に100億ドル資金調達のために中東を行き来しながら多様な人々を接触したと伝えられた。 パク次官が任命された昨年8月当時韓国はUAE原子力発電所に支援する100億ドルそれだけでなく、トルコ原子力発電所受注のための資金調達問題までふくらんだ状況だった。
国内外金融機関らが危険性が高い原発事業に28年もなる長期貸し出しを敬遠したし、良く知られた逆マージン憂慮もあったためだった。
<민중의소리>ウイ取材結果パク次官はこのように原子力発電所資金調達に難航しているとすぐに多様なルートで国際金融界の協力を要請した。
http://archivenew.vop.co.kr/images/25bb784a487b35dde36eebf4c5852005/2011-02/09050039_zz6.jpg▲ねずみ大酋長が昨年8月16日大酋長府でパク・ヨンジュン知識経済部2次官に任命状を授けている。(c)大酋長府
昨年9月にはソウル 江南(カンナム)のあるホテルで米国建設プラント業界の大物要人に会ってUAE原子力発電所資金調達に困難があると明らかにして助けを要請したし、国際金融界を動かす国際信用資本を説得するためにイスラエル高位要人も会ったと分かった。
しかしこういう努力にも関わらずパク次官は結局資金調達には失敗したし、中東で直接オイルマネーを調達する側に旋回して昨年10月にはUAEで中東資金を誘致するために投資説明会に直接参加するなど努めたがこれまた失敗に終わった。
UAE原子力発電所受注から1年ぶりの昨年12月28日持った記者懇談会でパク次官は"国際金融市場で大規模建設資金を調達しなければならないだけに資金調達の突破口をどのように探すのか悩むこと"としながら"国内市場も完全に手を離すことができないから国内金融も参加するようにしようとするなら汎政府次元のシステムを作る必要がある"として格別の対策を予告した。
今年に入って先月パク次官主宰で非公開で開かれた原子力発電所輸出金融対策会議で難航
外貨準備高を原子力発電所事業に投資する方案まで議論 元から少ないためまったく足りず
中東資金を誘致するための法.制度整備案も議論するという 盗っ人に追い銭案まで
関連部署らは法律的な問題を取り上げ論じてこういう案らに対して難色を表示 今後追加で議論