40年続く韓国のKBSのど自慢
韓国にだって長寿番組はあるんだ
サザエさんが50年なんだけど、おかあさんといっしょは60年な
NHKのど自慢は66年目 韓国のKBSのど自慢は40年
[ソウルミーナ]日曜日の昼になるとバッカス公園からお年寄りの姿が消えるというウワサがある。KBS全国のど自慢の時間になるとそれぞれが街頭テレビのあるところに陣取り、のど自慢出演者の採点をするのだというハナシだ。
韓国には街頭テレビなんてものはもう無い。大型量販店のテレビ売り場でのど自慢を見ると言う文化も無い。それでもKBSの全国のど自慢は韓国で最長の長寿番組なのである。
韓国KBSの全国のど自慢の放送開始は1980年11月にはじまる。現在放送が継続している番組ではニュースや天気予報を除くと最長寿番組だと知られている。もちろんNHKの成功を見て始まったものだ。
今でも国民娯楽として愛されるKBSの全国のど自慢はすべて録画撮りされて放送される。分かりきったことだが、言うまでも無く、撮影機材スタジオ機材録音機材はすべて例外なくニホン製を使用している。
さて韓国のテレビといえばカラー放送が始まったのが1980年12月だったと知られています。案外最近のことなんですよね。
読者さんからのタレコミによればマジンガーZの放送が1972年12月3日〜1974年9月1日フジテレビで、韓国では1975年8月からMBC-TVで毎週月曜日に放送したそうです。これはもう、ちょっと前のニホンでの韓流ブームどころの騒ぎじゃなくて平均視聴率は20%を超えて、ソウルから人混みが消えるほどの人気だったんだそうですよ。そいう恥ずかしい歴史があるので韓流ドラマ人気が今でもあると思い込んでいる韓国人が多いのです。
そいうわけで、ソウルっ子は白黒テレビでマジンガーZを見ていたわけです。 だって、カラー放送してなかったんですからね。
こんなのも白黒放送な
ハナシは戻って韓国の長寿番組
追跡60分 1983年2月~ KBS1の金曜夜番組で取材が多い、食材使いまわしやラドンベッド、軍納不正などが話題になりがち
それが知りたい 1992年3月~ 土曜夜のSBSの調査報道番組、殺人殺害事件や教会もの病院ものなどが多い、こちらは10分長くて70分番組
ギャグコンサート 1999年9月~ KBS2(教育)の娯楽番組、奥行きの無いスタジオ録画をつなぎ合わせて笑いを取るが内容はちっとも理解できない
PD手帳 1990年5月~ 火曜夜MBCの情報番組、スタジオ収録ばかりで、わりと出かけない方針
TV版迷品珍品 1995年3月~ 日曜午前にKBS1で放送している、なんでも鑑定団のパクリ番組
EBS奨学クイズ 1997年1月~ 毎週日曜の迷品珍品の終わるころにはじまる、韓国のクイズ番組で解答は3択式、記述問題が無いのはハングルだから
知識チャンネルe 2005年9月~ EBSの知識教養番組と紹介されている 15年も続いている
わりとあるんだな。
よよっ
韓国じゃ ”KBS全国のど自慢” が70分番組なんだ
日曜日もその時間になるとバッカス公園からお年寄りが消えるよ
韓国の国民番組 見たことは無くても 司会のセリフは暗唱できる
[日曜ミーナ]KBS1TVで毎週日曜日午後12時10分から1時20分まで放映される歴史と伝統を誇るテレビ番組で、”KBS杯争奪全国のど自慢” という名前で1972年1月16日初放送、1980年11月9日から現在のタイトルで変わり、40年になった現在まで放映されている。
※最初は「KBS杯争奪全国のど自慢」に1972年4月3日から1977年4月2日まで放送しており、中断されてから3年7ヶ月ぶりの1980年11月9日から今のタイトルである「全国のど自慢 "で放送を再開した後、現在に至っている
1988年からMCをつとめる韓国のコメディアン·ソンヘは当時から60歳を超えていて、来月には93歳(諸説ある)の誕生日を迎える。
全国にいらっしゃるのど自慢家族の皆さん、一週間お元気でしたか?
そして今日も地球村あちこちで新しい希望の中に熱心に生きていく海外私たちの同胞の皆さん、海外勤労である皆さん、そして海外ボランティア員の皆さんお元気でしたか?
そして今日も青い大海を分ける外洋船員の皆さん、遠洋船員の皆さん、すべての空の上の皆さん、大韓民国国軍将兵皆さんお元気でしたか?
一緒に今日こちらOOOO会場をいっぱい埋められた市民の皆さん、この会場を訪問された観光客の皆さんお元気でしたか?
全国~のど自慢司会担当、日曜日の男ソンヘがご挨拶申し上げます。(かなり早口)
1週間に1回ずつ全国各地を回りながら、住民が参加する巡回公演形式。 公開録画方式で録画され、選出された市/郡/自治区で録画をするが、予選を経て選抜された地域住民が歌や出し物自慢を披露する方式で収録される。
合格は "キンコンカンコン~" (お呼びだしのチャイム)。不合格は "ソン~"というシロホンの効果音はこの番組のトレードマーク。
他の放送の歌や関連コーナーでもそのまま使うほどの認知度を持っている。 放送では"テン"を打ち込めば一度で脱落するが,実は録画現場ではもう一度機会を与える。ただし,2010年代に入ってからは,参加者らが上向き平準化になったせいか,"テン"という音を聞くのが難しくなった。
ソウル/みそっち)
これね、予選があって、それから公開放送になるんですが、韓国は、不合格者差別を無くすために ”受験者” のすべてが合格する権利を保証されているので、公開放送部分で鐘がひとつしか鳴らない(不合格)のようなことはありません。
まぁ極端にはしゃいだりしたときだけに悲しい鐘が鳴るようです。
このくらいの長寿番組となると、毎回の放送内容にクレームをつける常習者もいて、そのしつこさから番組担当のプロデューサーの入れ替わりが激しいとか。
過去には寸借詐欺で逃げていた歌自慢の犯人が新しい潜伏先でおだてられて出場し通報されて捕まったこともあるといいます。