空中給油機は飛行展示用
空中給油機はまだ一度も空中給油したことがない
地上展示型空中警戒機の二の舞 そういえば格納庫はどうした?
飛行を誇示するだけで周辺国へのけん制になる
◇ ◇ ◇
先に韓国空軍は2011年9月に、米国空軍の協力を得て韓国上空で史上初の空中給油訓練を実施したことがある。
韓国人の操縦士が、訓練教官の米空軍の操縦士と同乗して給油飛行を終えれば、6ヵ月期限の空中給油資格を得ることができる。
空中給油の資格を維持するには、6ヵ月ごとに訓練を受けなければならない。2005年のF15K導入の過程で、一部の操縦士が米国に行って給油訓練を受けたことはあるが、韓国上空で給油訓練が実施されたのはその時が初めてだった。
専用の格納庫も無い空中給油機
軍当局と防衛産業業界によると、昨年11月12日、慶尚南道金海市第5戦闘飛行団、空の作戦戦隊に配備された空中給油機は格納庫が備わっていない上、雨天時の防水カバーをかぶせないなどの管理不十分に12月中旬会社整備関係者を呼んでエンジン点検を実施したことが確認された。 特に、金海基地は海辺に隣接しているため,雨天時のエンジンなどの機体が塩分に露出され,腐食による損傷の憂慮が提起された。
空軍関係者は「KC-330が新型で導入初期の戦力化過程であり、大規模な整備の需要も発生していない段階」とし「KC-330は、エアバス旅客機であるA330 MRTT機種を改造したものは一般的な旅客機のように路上整備するのが慣例で、小規模整備は路上でも特に問題はない」と釈明した。
昨年に導入されたKC-330空中給油機1号機が格納庫もなく路上に駐機する過程で雨天時の防水カバーものせないまま、一ヵ月間放置されたため、機体の腐食が懸念されると、大々的なエンジン点検を実施したことが明らかになった。
※この一ヵ月間放置というのは広報用写真撮影が終わってかららしい
軍関係者は「予防点検レベルでエンジン整備を実施した」とし「以後,雨天時の機体腐食などを防止するために防水カバーをかける措置を取っている」と明らかにした。
今年3月、空中給油機2号機が配備されるなど、空中給油機2台が導入されながらも整備等のための格納庫一つ備わっていないのは極めて異例というのが、軍と防衛産業業界の反応だ。
防産業界関係者は「4台の737早期警戒機をはじめ、最近のF-35AとF-15K、国産FA-50などの特殊目的機や戦闘機の場合、導入時期に合わせ、格納庫を建設することは基本」とし、「しかし、空中給油機の場合、機体の価格策定後の格納庫の予算が策定されたためか最小限の整備用格納庫建設が先送りにされたことは異例」と話した。
空軍側は「格納庫は来る8月に完成する予定だ」と明らかにした。
※金海空港に新格納庫完成のニュースは無い、今年度予算にも計画は無い