仁川空港のアシアナ機出火 脱出は30分後
LA行きアシアナ機の仁川空港で火
消火が終わっても30分以上も脱出できず
この日、出発前の点検中のエンジン異常が発見され、何らかの修理をしたが、エンジンの試験運転(RUN-UP CHECK)中に漏れた燃料に引火し火が出た。
当時旅客機にはパイロット5人と客室乗務員22人など27人だけが乗っていた。
※パイロットが多いのは便乗するのが乗っているため。
通報から5分ほどで消防車は到着し10分後には火が消し止められた。しかし脱出のための搭乗橋が到着したのは通報から30分以上もあとになってからだった、その間機長は外気導入を止め、機内の空調も止まった状態だった。
22人の乗務員らは、今すぐ避難しなければならないと総合統制チームと安全運航チームなどに要請したが、搭乗橋(タラップ)接舷のために空港側との協議に時間がかかるので待機するように答えが戻ってきた。
本来、エンジン火災などの非常時には機長の判断で速やかに機外に脱出するマニュアルがある。(タブンナ)
(ソウル/みそっち)
というわけで延々と煙が立ち上ったのですが、脱出しようにも総合統制チームと安全運航チームが空港と相談しなきゃならないってわけで、搭乗橋の到着が30分後だったというおハナシですね。
「30万ガロンのジェット燃料が満載」「火が消せなければ仁川空港は使用不能」「人命よりも運航スケジュールを優先」「こんな航空会社いらない」
よく韓国人の乗客がドアをあけて脱出シュートが出てきちゃうことがありますが、あれをやっちゃうとあれこれと厄介なので、「待機しろ」という連絡があったのです。
ちなみに、ちょっと火が出たくらいなら燃料供給を止めて自然に消えるのを待つのが普通ですね。いちいち脱出してたらかったるいってことです。