7兆ウォン ブルームバーグからGulf Newsまで
イランの60億ドル要求は世界をめぐる
イラン制裁の除外国からの除外から半年 無策すぎたムン政権
これに韓国の外交部当局者は、今日(14日)「イラン側が人道的交易再開を期待する立場を伝えてきて韓国側と協議している」としている。
アメリカの威光を借りてイランとの決済口座からの代金未払いをこのまま放置すれば韓国の在外資産が強制売却される可能性もある。ウリ銀行とIBK企業銀行の口座にあるはずの7兆ウォンは現金で存在しているとは考えにくいためすぐに支払いができるとも考えにくい。またこの問題解決のためにアメリカなどに仲裁を頼むことも困難だと見られる。
ここで問題なのは、韓国側が資産凍結を理由に支払いを拒否する態度を見せれば韓国に債権を置く国々が自国の資金回収に乗り出すことだ。これにより急激なウォン離れが起きればIMF危機やアジア通貨危機の時のようなきっかけになることもできる。
韓国の読者らは「イラン制裁の例外国に韓国を含めなかったのはアメリカ」「ウォンの価値が暴落したところで支払えばよい」「少なくとも大金庫の中にその現金は無い」「9兆ウォンを受け取ってもイランはそれを現金化(ドルへの両替)できないだろう」「全方位的抗議には透明人間化で対処」などの反応を見せている。
韓国の全方位外交災害解決の優先順位からみると後回しになりがちなイラン問題ですよね。これはイランとの原油取引を円滑に行う為に、口座にそういうお金があります。という前提で存在しているお金なのでその札束がこの世に存在したことはありません。イラン側としても経済対立がこのまま続くとすればそのまま置いておきたい現金ですが、ウォン建てなのでドルとの交換には損失が出ます。そこのところを韓国側は上手く利用して知らん顔を続けてきたというわけです。気になるのは60億ドルが支払えない韓国からの資金流出ではないかとも噂されているところでしょう。