丸ごと隔離のテナム病院がひどい待遇
隔離されたテナム病院で残念なお弁当の登場
中国人留学生の弁当と比較される隔離されたテナム病院の医療陣弁当水準
[午後のミーナ]最近大邱広域市を含む慶尚北道でコロナ19確定者が爆増している。このような中、丸ごと隔離されて話題の、確定患者だけでも111人が発生した清道テナム病院の従業員らに提供されている粗末なお弁当が不良論議に包まれてもちきりだ。
※スパムを炒めてキムチ3種と冷たいご飯という黄金セットが盛り合わされた食事
23日、ニューシスはテナム病院に隔離された関係者に提供されているお弁当の写真を公開した。このお弁当は、清道郡が提供していることが分かった。入院患者には別の食事が提供される。
テナム病院などは、現在までに医療従事者などの従業員9人と入院患者102人(死亡者2人を含む)などの111人の確定が出た。死者は3人である。確定者の中で、いくつかの重症患者が搬送されたが、まだ89人残っている
※その日の夕方にはよく似た容器に冷め切ったご飯とキムチ、カニカマとニンニクの茎の炒め物(左上)、大根汁、納豆味噌(唐揚げではない右上)
公開されたのは誰かの食べ残しのようにも見えるお弁当で、写真はご覧の通りいちいちそれぞれに名前があるとは思えない食材が申し訳程度に入っている始末だ。
ニューシスの報道によると、この弁当は、この22日午前からすでに3回提供されたという。これすら数量が不足し、食べることができなかった人もいたという。
テナム病院で隔離中のある看護師はニューシスとのインタビューで「お弁当を受け取るやいなや怒りが込み上げてきた。 ろくに眠ることもできないのに食べることさえこうだから病院のあちこちで不満が出ている」と吐露した。
これらの滑稽な弁当に接したネットユーザーらは、国内の大学が中国人留学生らに提供している弁当と比較している。
国内の一部の大学はコロナ19の拡散を防ぐために、中国人留学生を寄宿舎に収容しているが、医療陣たちのお弁当に比べると内容豊富に提供されていたためだ。
ネチズンたちが比較している弁当は釜慶大学が提供する弁当で、KBSニュースによると専担栄養士まで別途に採用して留学生が好むメニューを中心に提供されている。
これに対し、国内のネットユーザーは「苦労して働く医療陣には粗末なお弁当が送られるのに、中国人留学生に豪華なメニューが出るとは話にならない」と皮肉った。
論議が激しくなると、清道郡は「弁当を供給する業者は知らない」とし、「業者が提供する弁当がなぜ不良なのか、業者に何の問題があってこうなったのかは確認する」という立場だ。
清道郡は「お弁当を配達してくれる業者を探すのに苦労した」「それさえも役場で受け取り職員が届けている」「弁当の状態がどうなのか確認しなかった。 われわれがそんなことまで確認しなければならないのか」と反問した。
一方、中国人留学生に提供される弁当費用として、大学側は数億ウォンを支援しているという。
(ソウル/みそっち)
というわけでお弁当比較が噴出したのですね。韓国ではおなじみのことです
ちなみに清道テナム病院というのは4階建てのピンク色の建物で、5階が精神病患者の隔離病棟で3階が老人病院となっています。(韓国では4階は縁起が悪いので4階建ての建物の4階を5階と呼んでいます)
まぁ言ってみればそういう収容施設ということです。たぶん入院患者には処方された食事も出してるんだと思います。調理室があるからね。
▲つながった5つの建物には清道老人療養病院、清道テナム病院、清道郡保健所、老人愛シルバーセンター、テナム病院葬儀場があり、患者と病院従事者など525人(23日現在)が過ごしている。525人のうち、確定者は89人である
▲1日3回配給されるお弁当を運び込んでいるテナム病院の関係者のようす。
▲隔離されたテナム病院の従業員が横になっているところ(看護師ではない)
そんな病院ですから通いの医師と看護師が常時いるわけじゃありません、でも関係者全部が病院に隔離されているんですが、精神病院と老人病院なので従業員というのはお年を召した現地のおばちゃんたちなんですね。国家資格をもったナースなんてものはいないそうです。いわば、介護のおばちゃんってことです。
▲テナム病院で消毒をしているのは保健所のひと
▲隔離されている閉鎖病棟の劣悪な環境(但しオンドルなので暖かいらしい)
清道テナム病院5階の隔離病棟の居室には平均して7人が一緒に暮らしている。