ダム転覆 捜索範囲はキタ朝鮮まで?
ダム転覆の警察船漂着 しかし遺体発見の手がかり無し
遺体は激流の漢江で100km以上流された可能性も、しかしその先の対岸はキタ朝鮮
1300人規模でソウルまで140kmの捜索範囲は広げる でも捜索本部は衣岩ダムに
関係当局は警察艇内部を捜索したが、5人の行方不明者は発見されなかった。
警察船が先に沈没して助けに行った民間船が巻き添えに
前日午前11時30分ごろ、春川市西面(ソミョン)の衣岩(ウィアム)ダム上部500m地点で、水草島の固定作業中だった警察艇が沈没すると、民間のゴムボートと春川市庁行政船(環境監視船)が救助に当たっていたところ、3隻とも転覆し、7人が行方不明となった。
▲水草島はダムから5kmほど上流のところに設置されていた、500m地点にはワイヤーがあった。衣岩ダムの落差は最大で15m程度という。
行方不明者のうちクァクさん(68)は同日午後0時58分ごろ、衣岩ダムから13km下流の春城大橋付近で気力が尽きて救助され、同じ時刻、ダムから19km下流にある加平(カピョン)南怡島(ナミソム)船着場付近で作業員(68)が遺体で発見された。
しかし残りの行方不明者のゆくえは不明だ。(!)
消防と警察など捜索当局はヘリ10機とボート27つ、消防·警察·将兵·公務員など人材1386人を動員し、残りの行方不明者5人を救助するための捜索に乗り出した。
はるか下流のソウル市漢江市民公園の漢江沿いで「春川市」と書かれている救命胴衣も1点発見された。 この救命胴衣はフック部分が破損していたという。
衣岩(ウィアム)ダムから八堂(パルタン)ダムまでと予定していた捜索範囲も、ソウル消防当局の支援を受けて最初のダムから140kmも下流にあるソウル市江西区の幸州大橋まで広げた。 衣岩ダム下流にある清平ダムと八堂ダムがいずれも水門を開放した状態であるため、捜索範囲を拡大したわけだ。幸州大橋からわずか30km先の対岸はキタ朝鮮であり、搜索の範囲もこれ以上広げられずにいる。
最近の集中豪雨で北漢江水系ダムが一斉に水門を開き、水を下流に流すうえ、最上流の昭陽江(ソヤンガン)ダムまで放流しており、北漢江一帯の流速がいつになく速い。
前日、劇的に救助されたクァクさん(68)は、1時間で13キロも流された末、民間レジャー会社によって命拾いをした。
捜索当局は現在、流速を秒速3メートルと推定している。これはおよそ時速10km/hであり、事故からすでに24時間以上が経過しているため遺体が海に流れ出た可能性もある。
普段の流速が秒速0.3メートルである点を考慮すれば、10倍に達する。 川幅が広いうえ泥水に変わった点も、捜索に悪材料として作用している。 潜水士の投入による水中捜索は考えることもできず、水の流れがあまりにも速いため、捜索隊がボートに乗りながらも人の姿を捉えにくいのが実情だ。 さらに午前から北漢江一帯に濃い霧が立ち込め、水上の捜索はさらに難しくなっている。 雨粒も降るのを繰り返しており、おまけに1週間後の14日まで雨が予報されているという。
というところで、途中に水力発電所の取水口があるわけじゃないのでタービンでなますになることはありませんが、幾多の浄水場の取水口や火力発電所冷却水の取水口が次々と待ち受けているというアドベンチャーなんですよ。そしてゴールまで流れ着いても対岸はキタ朝鮮ですから半分以上の確率で不幸が待っているんですね。
そして昨日の事件発生から2時間半後には、3月から首相になったチョン首相が現場訪問してましたが、それが衣岩ダムそばの捜索本部だったんですね。
つまりは、チョン首相が点数稼ぎのために現場訪問するから、捜索隊もヘリコプターも現場にとどまっていたということになります。その頃、遺体はそれより先に15kmも下流で発見されてたってわけです。 こりゃ批判の声も出るよね。
こういう警察の配置も「やっている感」の演出には欠かせないらしい。
もちろん泣き女の国の伝統通りにおばあさんも出てきた、行方不明者の家族という触れ込みでソウルからやってきたことに批判する声も上がっている。
やっている感の演出っと