鬱陵島旅客船浮上計画は難航
浮上させる費用なんて出るわけない、政府の支援金で会社経営
迎日湾~鬱陵島航路の申請も差し止められたドルフィン海運
4日現在ドルフィン海運側は鬱陵郡の支援を受けて、海洋環境の汚染を防止するための防除作業を行っている。
ドルフィン号の浮上には相当な期間がかかると予想される。専門のサルベージ業者に依頼すれば遠隔地ということもあり莫大な費用がかかるためだ。
浮上させたとしても、鬱陵島には船体を修理するドックも無いため本土まで曳航する必要があるが、これも容易ではない。また、双胴船の修理ができるドックは限られており、浮上させても漂流しかねない状況だという。
▲15m級の波に岸壁に乗り上げたドルフィン号のようす
鬱陵郡でも決壊した防波堤の修復に費用が発生するためドルフィン号の撤去には金は出さない方針だ。
これより前に、ドルフィン海運が経営多角化のために6月26日に申請した浦項迎日湾港~鬱陵島間で運航する旅客船事業免許を浦項地方海洋水産庁(以下「浦項海水庁」という。)が船積み能力不足のため最終的に差し戻したことが波紋を呼んでいる。
浦項海水庁はドルフィン海運の免許申請書に対して差し戻した理由は大きく3つあり、これに対しドルフィン海運側はいちいち反論している。
特に、この路線にドルフィン海運の旅客船免許申請と関係なく、興海邑住民2万281人の署名を受けて浦項海水庁に誘致申請書を渡したが、これも拒否されたもので、地域住民の反発が予想される。
ようするに、些細な理由で就航申請を差し戻したことは理解できない、という反応だ。
特に「東海、木浦、保寧および仁川など、全国の多くの漁港で旅客船の接岸埠頭を活用している」と主張している。
ドルフィン海運が浦項~鬱陵航路に投入するのは新造されるドルフィン3号で1千500トン級及び702人搭乗可能だが、その実態は想像図でしか公開されていない。(しかし今年10月には完成予定だという)
また、浦項~鬱陵航路で親しまれた大亜高速海運のサンフラワー号は艦齢25年を超えたため今年2月に退役しているが、後継の大型旅客船は大邱建設が受注した状況だ。
新型コロナの影響で旅客数が減っているうえに主力の旅客船が沈み、浮上にもお金が掛かる上に新航路申請まで差し戻されたドルフィン海運はにっちもさっちも行かない状況に固まったままだ。
ということなんです、今回のドルフィン号の転覆原因で、バラスト水が常時ゼロだったという証言が出てきました。まぁ310tくらいの軽量船では、バラスト水なんてものは前後のトリムをとるために少しだけあるようなものですから沈没の大きな原因にはならないでしょう。
それよりも、『防波堤が先に壊れたから、ドルフィン号が波をかぶって沈んだのだ』という主張も出てきました。 う~ん 自己責任だけは無いんです。
それでも防波堤の中の岸壁に接舷していて沈んじゃうなんていうのは既視感がありますよね うんうん
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