3か月目沈没したままの鬱陵島旅客船
鬱陵島ドルフィン号、3ヵ月間海中放置
当局も船社側も後続措置は無い 沈没した責任は?責任回避に汲々
いっそのこと湾外で沈没してくれればよかった
このため、鬱陵・沙洞(サドン)港旅客船埠頭の1/3は、沈没した船舶のため使用できずにいるが、当局や船社側は一切の引き揚げなどの措置を取らず、沙洞港を出入りする旅行客と鬱陵住民の心を重くしている。
▲台風の被害で沈没された独島旅客船ドルフィン号が3ヵ月目水の中に浸かったまま放置されている。
特に、地域住民は醜態を現し、長期間放置されていることを黙認している船社側と船舶保険会社の迅速な復旧意志を疑っている。
地域住民は、ドルフィン号の事故保険金36億ウォンのうち、銀行の担保(未払い金)18億ウォンは先月、保険会社が銀行側に支払っており、残りの保険金を船舶引揚げ費などで支払っても余裕があるが、沈没船引揚げが検討されたことは無いと指摘した。
沈没船の引き揚げは船社側に責任があるが、ドルフィン海運側は沈没の原因が気象の悪化による不可抗力と適切な港外退避指示が無かったためとの立場を見せており、鬱陵郡は台風被害再建と流出した防波堤の復旧が急務としてお互いの立場を主張しており、事態が解決する糸口は見えてこない。
鬱陵島には300t級の沈没船を引き上げるクレーン船が無く、沈没船を曳航する船も不足している。浮上させても解体するのにさらに費用がかかることからドルフィン海運側も二の足を踏んでいる状態だ。
空港の建設が始まれば大型クレーン船があっちからやってくるのでそれまで待つつもりだ。空港の埋め立てに使ってくれてもいい。処分する費用を負担するのは保険会社の役目だ。沙洞(サドン)港旅客埠頭を利用する旅客船には十分な広さが残っている。