それっ 古墳の上は見晴らしがイイぞ
慶州市「運転手を処罰すべきだ」という批判世論に警察に告発
運転手は「古墳とは知らなかった」文化財保護法違反の疑いも
[話題のミーナ]慶尚北道慶州(キョンサンブクド·キョンジュ)で4~6世紀にわたって造成された三国時代の新羅王族と貴族の墓域である古墳の上に車を止めて話題になった車の運転手は、慶州周辺の都市に住む20代男性であることが判明した。慶州市の調査にこのドライバーは古墳を「小さな丘」と勘違いしたと供述している。
慶尚北道慶州市(キョンサンブクド·キョンジュシ)は18日、チョクセム地区79号墳の上に車で上った容疑(文化財保護法違反)で20代の男性Aさんを警察に告発した。 Aさんは今月15日午後1時30分ごろ、慶州市皇南洞のチョクセム地区79号墳の頂上に自分の白いSUV車を駐車した疑いだ。
慶州近郊に住むAさんは、慶州市の調べに対し、「慶州に遊びに行ったら、小さな丘が見えてきたので、思わず登った。 古墳だとは知らなかった」と述べた。
▲手前に見えるのは轍である、つまり周辺は出入り自由だ。さらに古墳であることを示す表示も無く、近隣の古墳の発掘過程で出てきた土砂を積んでおいた場所のようにも見える。
調べによると、Aは79号墳の周辺に設置されている安全フェンスの間を車で走り、古墳の頂上まで登った。 慶州市によると、無断で古墳に登れば、文化財保護法により2年以下の懲役や2000万ウォン以下の罰金に処することができる。
これに先立ち、慶州の代表的な遺跡であるチョクセム地区の古墳の上にSUVが駐車されていた事実が知られ、国民の間から怒りが起きた。 当時、ある通行人が撮った写真がソーシャル·ネットワーク·サービス(SNS)に掲示され、論議が起こり、写真が公開されたことで、「運転手を処罰すべきだ」という批判世論が高まった。
この車両は高さ10メートルほどの古墳の上にしばらく駐車した後、位置を移したという。 慶州市文化観光局の関係者は、「SUVが古墳の上に設置されているという通報を受けて現場へ向かったが、すでに車両が消えた後だった」と語った。 慶州市は通報者の写真に撮られた車のナンバー照会を通じて、3日ぶりにドライバーの人的事項を把握した。
慶州市関係者は「今後同様のことが発生しないよう管理·監督を強化していく」と述べた。 文化財庁もこの日の説明資料で、「該当する古墳は未発掘状態のチョクセム79号墳で、墳丘の傾斜面から頂上まで車のタイヤが残っていることが確認された」と説明した。
慶州大陵苑のすぐ隣にあるチョクセム地区はいくつもの古墳が保護もされずに放置された状況だ。
マップ画面のキャプチャーを見るとウチのモニターが4:3型であることが露見する 汗
古墳群の中には私有地もあり家や倉庫も建っている
現場付近には進入禁止とかの表示は無い せいぜいライトアップ用の残骸があるくらい
現場付近の360°ビュー http://kko.to/RAvkD2ODj
2009年と2017年の同じ場所の比較。現在の墳丘の多くは最近になりブルドーザーで盛土されたものである