ヤクで自首拘束令状は棄却 なんで?
ヤク打ちました、出所5日目に青瓦台詰所に自首
裁判所は拘束令状棄却したから取り調べは任意だな
[ソウルミーナ]麻薬の前科がある30代の脱北者が「麻薬をした」と青瓦台(大統領府)の交通警戒所に自首し、警察に取り調べを受けている。
29日、警察によると、ソウル鐘路(チョンノ)警察署は麻薬類管理に関する法律違反の疑いで30代男性脱北民Aさんを現行犯捜査している。
Aさんは今月23日午後4時30分ごろ、タクシーで江南(カンナム)を出発、青瓦台(チョンワデ、大統領府)前で降りた後、交通警戒所に行き、「ヒロポンを使ったが、自首しに来た」と話していたことが明らかになった。
▲立っているひとは飾りなので話しかけても答えません。目線も合わせません。すぐ向こう側にいる別のひとがすぐに駆け寄ってきて両脇を抱えて連れ去る仕組みです。
Aさんが持っていたかばんには、ヒロポンや大麻、注射などが入っており、腕にも数ヵ所に注射の跡があったという。同日実施した麻薬簡易検査で、A氏は陽性反応が出たという。
取調べの結果、Aさんは10年前に脱北した後、麻薬関連の前科が2回あり、自首当時も麻薬容疑で服役後、出所してからわずか5日目だったという。Aさんは警察の調べに対し、「出所した後、仕事がなくて息苦しい思いをして大統領府に来た」という趣旨の供述をしたという。
警察はAさんの拘束令状を申請したが、裁判所で棄却されたことが分かった。
警察は、Aさんの麻薬の入手経緯だけでなく、販売もしたかどうかについても幅広く捜査している。 また、Aさんが所持している麻薬などを国立科学捜査研究院に送り、精密鑑定を依頼したものとされる。
世の中が新コロですから場末の交番に自首しても相手にされないかもしれません。そいうわけで青瓦台前の警戒所にタクシーに乗ってやってきたのでしょう。その5日前まで服役中だったというんですから栄養のあるものを食べて寝床もあったのに、雪のソウルに急に釈放されちゃったという不幸も重なって自首したものです。
ところがコロナ事態で『逮捕しません週間』なわけですよ。裁判所からは逮捕状が出ないんです。
そいうわけで警察は事情を聴くためにAさんに食事を提供して、寝るところまで用意しますね。これは拘束令状ありの留置場入りとは扱いが違って、ゲスト扱いになるので食事内容も違うはずです。
出所するときには刑務所最寄りの駅から希望する目的地までの交通費相当額が支給されます。お金じゃなくて、無料乗車証だったかな。これを駅窓口に見せると乗せてくれるんです。