店舗数でチキン店が抜かれて話題
4年間で店舗数が9万9000店に倍増って？
小資本で開業チキン屋より多くなった コーヒー･飲料店
昨年1～11月のコーヒー輸入額は11億9035万ドル
［暮らしのミーナ］国内のコーヒー･飲料店数が10万店を肉迫し、チキン屋数より多くなった記事が話題だ。韓国農水産食品流通公社（Korea Agro-Fisheries & Food Trade Corporation）の食品産業統計情報システムによると、昨年末のコーヒーおよび飲料店業の店舗数は前年末より17.4%増えた9万9000店舗で、チキン屋さん(8万1,000店）よりコーヒーおよび飲料店業の店舗数の方が多くなったという。
韓国でチキン屋のイメージを聞けば、「コンビニより多い」「チキン屋開業は人生の終着駅」「学歴関係なく小資本で誰でも開業」「大学出てもチキン屋やるしかない」「辛いだけのチキン」などのように揶揄されても韓国でもっとも勢いのあった自営業種だったが、最近の調査で首位の座を明け渡していたことが分かった。
歴代最高、店舗数が2倍増という見出しだけをみると、国内の持ち帰り飲食業界は好景気であるかのように見える。しかし、増えた店舗数も廃業した店舗数との差に過ぎない。昨年上半期のソウル市内で開業したカフェ（コーヒー･飲料店に分類される）は2,587店だったが、廃業した店舗数は1,239ヵ所に達した。こうした廃業した店舗数の統計は大抵の場合、話題になることが無い。
小資本で始めるすべての飲食業界で増加
他の飲食店と比べても、1年以内に廃業や異業種への転換したコーヒー・飲料店の増加傾向は目立っている。コーヒー･飲料店が102.1%増加した最近4年間に、西洋レストランは80.9%増え、和食(76.4%)、中華(43.7%)、粉食(38.5%)、韓国料理(33.9%)、チキン(31.3%)、ファーストフード（23.1％）、居酒屋（15.3％）などの増加率もこれに及ばなかった。 ※粉食はトッポギなどの粉モノ、韓国料理はのり巻き店やおでん屋台が多い
コロナ19の影響で出張・移動飲食店が116.2%増え、コーヒー・飲料店より増加率が高かったが、店舗数の増加は2000余水準に過ぎない。
しかしコーヒー1杯当たりの価格は下落傾向にある。1杯あたり4500ウォン～5000ウォン程度にしかならない。これで毎日100杯の売り上げで出せる利益は暗算した方が早いようだ。
店舗数別に見ると、昨年末基準で韓国料理飲食店が36万2,000店で最も多く、コーヒー·飲料店が9万9,000店で2位を占めたわけだ。
このような状況に、コーヒー類の総輸入額でもそのまま現れた。韓国関税庁の貿易統計によると、昨年1~11月のコーヒー輸入額は11億9035万ドルを記録した。 前年同期比45.1%増えた規模で、年間コーヒー輸入額が10億ドルを超えたのは初めてだ。 コーヒーの輸入額は炒めたか（ロースト）、カフェインを除去したか（デカフェ）関係なく、コーヒーの皮とコーヒーを含むコーヒーの代用品などをすべて合わせたものだ。
https://m.sportschosun.com/news.htm?id=202301100100057540006862&ServiceDate=20230109#_ace
昨年（1~11月）のコーヒー輸入額10億ドルを20年前の02年の年間輸入額7142万ドルと比べると16.7倍に達する。 コーヒー輸入額は2018年6億4000万ドル、2019年6億6000万ドル、2020年7億4000万ドル、2021年9億2000万ドルと着実に増加している。
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さて、韓国の人口はおよそ5000万人で知られる。ここに10億ドルのコーヒーを淹れる場合、ひとり当たりのコーヒー使用量は容易に算出することが出来る。
韓国民ひとり当たりの、年間コーヒー輸入額はたった20ドルなのである。この20ドルに韓国の起業家たちが群がっているのである。ソウルのコーヒーは薄いな。
（ソウル/みそっち）
韓国の繁華街に貸店舗の貼り紙ばかりが並んでいるような気がするのは、わたしたちが観光客の行きがちなところしか見てないからですが、やってるのかやってないのかわからない店も相当あるわけです。それでもよく見かけるのは、やっぱり変わらず営業している屋台の軽食屋を韓国のおばばが曳いているのり巻きとトッポギの立ち食い店ですね。あれもちょっと風が吹くとすぐにどこかに消えちゃうし、雨が降れば店を出しません。
あれの営業許可は路上の営業なので保健所の立ち入り検査は無くて警察による道路使用許可だけ、だったかな。もちろんお酒はNGで、腹痛（ポンポイタタ）は自分持ちです。まぁソウルを体験するにはもっとも手軽で大きな代償も得られると思います。
