空中で飛散するk-9の155mm主砲弾
不思議の国の不発弾? 空中で飛散する155mm砲弾
標的から1.8kmも離れたところに破片が降る? ありえない、でも降ってきた。
これまでに10回くらい? 空中分解した砲弾?
[国防ミーナ] 砲弾事故が絶えない演習場、安全のため移動したばかりの楊口郡パルランリ(八郎里)に最近、不発砲弾がまた落ち、住民たちが不安で震えている。
▲キタ朝鮮国境にほど近いパルランリ射撃場では砲弾の破片が標的から離れた地点に落ちる事故が続発している。
先月25日、江原道楊口某部隊のK9自走砲射撃訓練中に砲の射撃場から2kmほど離れた村の畑に雷管に異常がある不良砲弾が落ちたという事故が発生した。
先月25日、江原道楊口某部隊のK9自走砲射撃訓練中に砲の射撃場から2kmほど離れた村の畑に雷管に異常がある不良砲弾が落ちたという事故が発生した。
※砲弾ではなく砲弾の破片、 熱々の状態で降ってきたことから空中爆発だと見られる。
この事故で人命被害はなかったが、昨年7月にも、同じ軍の部隊がその日午前9時から155㎜と爆弾84発を発射する予定で訓練を開始したところ、砲弾16発を発射した直後に標的から1.6㎞離れた八郎里町ビニールハウスで直径10㎝、厚さ2㎝、重さ800gほどの砲弾の破片が1つ発見され住民申告に基づいて射撃を中止した。
4月13日と14日には八郎里村の住宅や農地周辺では砲弾の破片7個発見された。
16日、陸軍21師団と当該村の住民たちの話を総合すると、軍部隊の155mm砲弾射撃訓練があった13日、砲の射撃場、着弾点から1.6~1.8キロほど離れた道路や農耕地で砲弾破片2個が発見された。その二日前の14日にはやはり、弾着点から1.1キロほど離れたところから、やはり同じ部位の砲弾破片3つが追加で発見された。
砲弾の破片が初めて発見した住民イミョンジュン(58)さんは"朝早く畑で仕事をしているが、ぶすっという音と一緒に何か飛んできて地に打ち込まれ、煙が立ち上っていた"、"地面に刺さったからよかったが人が合えばその場で死んだこと"と当時ほどの見事た瞬間を説明した。
破片は155mm砲弾のものだし訓練時間も合っているが責任は認めない軍
しかし、今まで知られたのは発見された砲弾の破片の重さが750~960g、幅10センチ、厚さ2センチ程度で155mm砲弾下部が分離されたものと推定されるだけどこから飛んできたのかは把握されていない。
住民たちはパルラン里射撃場の弾着点で砲弾の破片が飛んできたものとみているが、該当軍部隊は不可能なものとし、住民たちの主張を一蹴した。
この第21師団のジョンフン参謀は、"砲弾は弾着点近くの人命を破壊するための目的で製作され、一般的に破片が100m以上飛んでいかない。射撃教範には600mが安全距離で1キロ以上飛ぶということは想像できない"と述べた。
該当軍部隊が弾着点で砲弾の破片が飛んでいった可能性が稀薄だと否認すると、もう一人の住民たちは砲弾が着弾点へ飛んでいく途中に製品の欠陥などの理由での破片が落ちた可能性を提起している。チョンチャンス楊口郡議員は、"今まで発見された砲弾の破片が全部の底に推定される特定部位であることを見ると、製品不良のために飛び回った中に一部の破片が落ちた可能性が大きい"、"砲弾の破片が弾着点から飛んできまいが、飛び回った途中に落ちたものでも砲弾が不良だという証拠"と指摘した。
▲砲射撃訓練中に砲弾の破片が落ちた事故が相次いで発生している。
この軍部隊は昨年の砲弾事故の主な発生原因だったパルランリ(八郎里)砲弾射撃場を閉鎖し恒久的措置として隣の村に位置する砲の射撃場へ移ったが、このような事故がまた発生した。
パルランリ(八郎里)でペンションを運営するイ某(40・女)氏は"砲弾がいつ落ちるかと不安だ"、"ペンションにやってきた客たちもこのところ安全について聞かれている"と述べた。
▲現地の概略図、キタ朝鮮国境にも程近い山に囲まれた山村での砲弾落下事件は過失をみとめない軍部隊と射撃場移転推進派の主張が平行線のまま2年も放置されてきた。
今回の事故について金泰ジン(キム・テジン)楊口郡議会八郎里の砲の射撃場の被害調査及び対策特別委員長は"軍部隊が国防費を策定して砲の射撃場を安全な場所に移転することにしたのだが"、"軍部隊は今回の事故について住民との対話でよく処理しなければならないこと"と明らかにした。
該当軍部隊関係者は"正確な調査を経て、このような事故が再発されないように最善の努力を尽くす"と述べた。
(翻訳:ネト ミナ)
155mmの砲弾っていうのは文字通り直径が155mmもある砲弾です。 これは戦車に命中させることが無いので堅い芯が入っていたりすることは無くて破片効果のための鋳鉄の弾皮と着発信管と火薬で構成されていますよ。
さいきん故障が相次いでいる韓国のK-9自走砲の砲弾は何種類かあって、距離を延伸する弾とか、コンクリート製ベトンを目的とした重榴弾とか、でもね、そんなのは訓練じゃ使いませんからこの事故はふつうの砲弾でしょうね。
しかも地面にぶつかって爆発するはずのものが空中で飛散するとなるとこれはどこに問題があるのかな? (ヒント:引き金の手前)
このあいだの延坪島砲撃では6両中3両が対応射撃をして80発撃ったそうですがキタ朝鮮領まで届いた弾は14発程度だったという調査結果にも出てきているように、"速射性能を上げるために軽量化した155mm砲弾には予定した破壊能力が無い、発射直後に行方不明になる砲弾も多い、評価試験には基準を何度か改変して合格した"っといったお話がありますからね。
発見された砲弾の破片の重さが750~960g、幅10センチ、厚さ2センチ程度って言いますからこれは爆発して出来た破片じゃないようです こんな大きな破片だったらたいしたこと無さそうですからね。
砲弾は大砲から発射されるときに大きなショックを受けますよね、でもそこで爆発しちゃ危ないからいろんな工夫がされています、でも飛んでいった先で爆発しないと意味がありませんからさらに考えるところが必要なんですね。
韓国製の砲弾は信頼性が低く射撃訓練ではよく爆発事故を起こしてきましたが、最近になって発射数をへらすことで事故を減らしているという見方もできます。
こんな砲弾も目標のちょっと手前で爆発すると威力範囲が広がるのでいろいろと工夫されているようです。
まぁとにかく証拠よりも理想が最優先される韓国社会では"降るはずの無いナゾの空中爆発砲弾事件"ということで "キタ朝鮮による訓練便乗型弾片散布テロ"の可能性をメインに責任を求めていく考えだとか。
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