沈没事故や韓国型対応をよく知る
朴政権には致命傷になるか、貨客船沈没と世論誘導
［ニュースミーナ］選挙40日控えての大惨事は、2010年の選挙の時と似ている。去る2010年の地方選挙の時も選挙を目前にして大事件が出て選挙に大きな影響を与えている。天安艦沈没事件がそれである。3月26日、ぺにょん島海上で海軍哨戒艦PCC-772が沈没して海軍将兵40人が死亡し、6人が行方不明になった。
地方選挙で10日余りを控えてとられた天安艦沈没原因の発表と5.24措置。「北風」を起こして選挙に影響を与えるためにタイミングを合わせたものはないかという疑惑を生んだ。しかし、「北風」を期待していた与党は逆風を受けて選挙で惨敗してしまう。
<2010年天安艦と2014年のセヲル号>
2010年の地方選挙に影響を与えた「天安艦北風」
広域団体長選挙で民主党は7カ所、ハンナラ党の6カ所で勝利した。広域議員に当選した民主党360人、ハンナラ党288人で、野党の快勝だった。基礎選挙でも野党の圧勝。特にソウルでは25個の基礎自治体のうち21の場所で、民主党が勝つ独占版を作った。
天安艦事件が「北風」と「逆風」を作って6.2地方選挙に影響を与えたのだ。今回のフェリー沈没事故も6.4地方選挙に少なからぬ影響を与えることは明らかである。
※選挙は延期になったり選挙活動が自粛したりそれでも議員さんは現場に行って記念撮影をしたりと大忙しです
今回の沈没事故は天安艦事件よりも影響がはるかに大きくなることができる。天安艦は軍艦だが、セヲル号は、民間のフェリーである。天安艦沈没の犠牲者は、軍人であったが、今回のクルーズ船の事故の犠牲者は、すべての民間人、特に10代の若い学生がほとんどである。天安艦犠牲者は46人だったが、今回の事故の犠牲者は200人をはるかに上回る可能性がある。
天安艦沈没事件は「加害者」が設定されている。しかし、今回の事故の場合には、加害者として船会社だけでなく、国民の安全を担当する政府まで含まざるを得ない状況である。
<セクションで行われた行方不明の学生無事帰還キャンドル起源/連合ニュース>
セヌリ党の悪材料ブロックにそわそわ
一方、大統領府と与党が今回の事件で得ることができる利点は、「ブラックホール効果」だけである。スパイの証拠操作と大統領の国政院長擁護発言などで悪化した世論が「客船事故」という問題に吸い込まれていくことができる。このような効果を除いては、概ね「悪材料」として作用すると思われる。
大惨事を置き、政治的得失を計算するのは非倫理的な行為だ。セヌリ党を置いていることだ。客船が沈没してすぐにファン·ウヨ代表を前面に出して事故現場に駆け付けた。事故対策特別委員会を作ったとマスコミに宣伝するのに忙しい。
野党は政争の中断を強力に要求した。今回の事故が、野党への攻撃口実を提供することができると見たのか先手を打ったのだ。
新しい政治連合に向けて「すべての政争を中止しよう」とし、「野党もこれに賛同してくれることを強く要求する」と圧迫した。政府与党に飛んでくる非難の矢を遮断するための「盾」を確保しようとする秀作だ。
（翻訳：みそっち）
韓国型事態収拾マニュアルには世論の向きを変えるために別の事件を持ってくるという行動様式があるという主張はこれまでにも確認されてきました、これが韓国型脳内平衡思考と言えるものですが、天安艦の時にも同じような世論操作を行っていたことが明らかになっています。
現政権にとってさらに致命的なのが大統領選挙の投票操作があったとする野党側にとっての追い風にもなっているのが特徴的ですね。
沈没したと言われると全員救出しましたと反射的に回答するのが韓国型脳内平衡心理です。
おまけ
穴の空いた船尾だそうです
