禁酒令、大学などでは販売も禁止
禁酒令で学内禁酒へ なぜ今の時期に法案？
韓国では大学生の63.5％が”飲酒の危険レベル”
公園での飲酒も規制したらコンビニでは酒が売れないお年寄りも困る
［ホッピーミーナQ］保健当局は、大学などの公共の場所でお酒を飲んだり、販売することを禁止する案を再推進すると明らかにし、大学生の間で賛否論が真っ向から対立している。一方では、健全なキャンパス文化のための学内「禁酒令」に賛成が反対側では、行き過ぎた自由の侵害という立場だ。
12日、保健福祉部は、大学、海水浴場、公園などの公共の場での飲酒を制限する内容の「国民健康増進法改正案」を今月末または来月立法予告して国会に提出する計画だと明らかにした。今回の改正作業は、2012年に推進したが失敗に終わっなったことで、いくつかの例外的な場合を除いて、これらの場所でお酒を飲むことができなくするという内容だ。これに対し、大学生の間では賛否両論が巻き起こっている。「キャンパス禁酒令」の導入方針について、「大学は、公共の場である」という原則的な議論から、法案の実効性かどうか、人権侵害、公平性の問題など、さまざまな議題をめぐり、賛否側が尖鋭に対立している。賛成側は、韓国の大学生の暴飲が日々深刻化しており、これを改善しなければならないと主張する。
今年初め、韓国保健社会研究院が発表した「大学生の就職のストレスや中毒行動の関係」研究報告書によると、全国14の大学3〜4年生446人の63.5％が「飲酒の危険レベル」であることが分かった。2011年に保健福祉部の調査でも、全国63の大学の学生4061人のうち71.2％が「暴飲者」であると集計された。高麗大社会学科3年生バクギョンチョル（25）氏は、「統計から分かるように、事実上の多くの大学生が酒暴になる可能性がある」とし、「どうしても居酒屋ではなく、屋外での飲酒後の自己制御が難しいだけに、これ制裁する必要がている」と語った。キャンパス内の飲酒が青少年や市民に否定的な影響を及ぼしているという指摘もある。中·高等学校の生徒が入場不可能な居酒屋を避け、大学キャンパス内での飲酒をしたり、夜遅くまでお酒パーティーを行い、大声、口論、男女間の不適切な行為等を事として、市民に良くない認識を植え与えることができるという説明だ。
ソウル大学政治学科1年生の朴さん（20）は「始業はじめや試験が終わった直後、修了、お祭りなどのキャンパスでは酒パーティーをよく見ることができる」とし、「同じ学校の生徒というのが恥ずかしい時が多い」と指摘した。一方、キャンパス禁酒令に反対する側は主に自由、人権などの価値を掲げて反論する。大人がお酒を飲むことについて、政府から規制するのは厳然とした人権侵害という指摘だ。成均館大学総学生会の関係者は「大学の所有者は、成人の大学生であり、これらの基本的な権利である飲酒を（学内で）禁止するのは、大学の文化の自由を侵害するもの」とし「大学内の付帯施設や祭り時にお酒を販売して飲むできるように許可することも公平性に合わない」と主張した。
法案が施行されても飲酒取り締まりをきちんとすることができるでしょうかという指摘も出ている。中央大学2年生キム·イスル（23·女）氏は、「法案が決まったら取り締まりをするべきなのに、キャンパス全体を管理することができないため、基準があいまいな問題がある可能性がある」と述べた。賛成でも反対でも、より深い議論が必要だという主張も提起されている。高麗大学政治外交学科ギムヒェミン（27·女）氏は、「法案の抜け穴が多い」とし、「大学、その中でも特に私立大学が果たして公共の場所かの原則的な議論から再起動しなければならない」と指摘した。
（翻訳：みそっち）
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