新型肺炎に済州島が風評被害まで
済州島 "外国人ノービザ" 制度が足を引っ張る
中国人がノービザでやってくる 感染者を選り分ける実効手段なし
オリンピック効果で夏には観光客の増加まで目論んでいたのに
ムン大統領は前日、新種のコロナ・ウィルスと関連して「過度な不安を持ってはいけない」と呼びかけました。大統領の反応がこうですから今まで裏切られてきた国民の目が不安になったことは言うまでもありません。
韓国ではすでに4人目の新型肺炎の確定者が出ました、このうち3人は韓国人だと知られています。空港の港湾などからの患者流入を遮断する検疫措置を講じていますが、限界がはっきりしています。 発熱や呼吸器に異常症状が発現しない場合、事実上入国を防ぐ方法がまったくないからです。新型肺炎は潜伏期にも伝染すると言われています。
もっと身近で大きな問題は済州島です。 中国人にビザを発給している韓国の本土とは違い、済州島の場合、"無ビザ地域" だからです。 2002年から海外観光客誘致の視点から中国人など外国人に一ヶ月間のノービザで合法的な滞在ができるようにしました。
中国人たちは、今回の旧正月の連休期間中にだけ2万~3万人が済州を訪れたものと推算されます。 昨年同期より30~40%急増した数値です。 大半が済州-中国直行路線を通じて入国した人たちです。
済州島が去る20日から危機警報のレベルを従来の '関心' から '注意' に格上げさせたが、力不足です。 中国人がパスポートさえ持っていれば、いつでも済州島を訪問できるからです。 済州を訪れる海外観光客の80%ほどが中国人であると把握されています。
済州島への衝撃はさらに大きい可能性があります。 これまで、知らず知らずに中国観光客への依存度が高くなったからです。 現地観光客の絶対多数を占める韓国人観光客が、今回の事態を機に、済州への入島そのものを嫌うムードが広がっています。
(ソウル/みそっち)
まぁ済州島サイドからの声ですから観光客の国籍がどうであっても観光客が減るしかない状況に焦りが出ているということですね。ちなみに済州島ではニホンのオリンピックウィークを当て込んで、外国人観光客に”常夏の島” のイメージで集客を図っています。
「おでんに飽きたら済州観光」なんていうキャッチフレーズのようですね。馬鹿じゃないかと