韓国の成果至上主義と韓国型思考
コロナのコラム③
感染拡大の韓国型事情を解説する
ここからが続き
感染者をあぶり出せ、びっくりするしかない韓国の成果至上主義
韓国で47日ぶりに7000人を超える感染者が出た。新型コロナの潜伏期間がそんなにあるわけないのでこのほとんどが新規感染者(発症者)であるということだ。
人から人へ感染するウイルスが原因の新型コロナ感染症は、震源地の中国に次いで韓国が2番目に多い、最近台頭してきたイタリアとイランも感染者数は増加してきているが、韓国の優位性は変わらない。
一部では、ある宗教団体が大量感染の原因だとされているが、感染者が発症を隠して動き回ったというのは真実ではない。病院で検診を受けてその結果も伝えられたにも関わらず適宜な隔離を受けることもなく野放しにされたというのが事実だ。
しかし韓国政府と韓国メディアは「いいところにあらわれた生贄」とでも言わんばかりにその教団を攻撃している。ちなみにそこの教祖はこの2日にコロナ検査をうけて陰性の診断を受けている。対応の失敗を何か他人のせいにすることだけで息をしてきた韓国人らしい反応であると言える。
さて、韓国外交部の長官が自虐気味に主張したとする「世界的に認められている優秀な防疫体系を通じてコロナ19を厳格に統制管理している」、「どの国よりもリードしている優秀な検診能力、そして透明で強力な防疫システム」とは果たして真実なのだろうか。
厳格に統制管理しているのは感染者の数?
アメリカではコロナ感染の有無を調べる疫学検査に1人あたり1千ドルかかると言われるが、韓国ではこれが無料だ。これがほぼ毎日1万人規模で検査され、翌日には本人に判定が知らされるという。その上、ドライブスルー方式の検査システムまで稼働しているというのだ。これだけを見れば確かに「どの国よりもリードしている優秀な検診能力」のように見える。
しかし、ここのところの感染拡大の連続報道を見ると、防疫体制は全く未熟だ。本来起こるはずのない病院内の医療従事者への感染などが連日のように報じられている。
今回の防疫の初動対応でも、消毒薬の代わりに殺虫剤を撒くという、いつもの韓国型対応も見られた。なによりも防疫という観念が不足していることが挙げられる。
たとえば医療担当者はマスクをし手袋をして防護服を着てから感染者と接触する。ここまでは当たり前の手順だ。ところが韓国の医療従事者はその防護服を着たまま廊下を闊歩するのだ。マスクを取りそのまま食事もするのだという。まるで「手袋をしているから手は汚れない、その手袋の手で雑巾をしぼり、おにぎりも握る」という有様だという。
これでは感染の感染は防げるワケがない。
感染者数の増加は先月29日発表の1日909人増加を頂点に毎日500人前後で推移してきている。これを韓国メディアは競い合うように「沈静化」「頂点を超えた」と報じている。塗って治るクスリが彼らに効かないことを知らないのは彼らたちだけかもしれない。
なにしろ玉ねぎを部屋に置けばコロナ除けになると考えていらっしゃる国ですからね。