IMFは債務免除だって なぜ米韓通貨スワップしたのか
韓米通貨スワップ締結は失敗だったのか
IMF国際通貨基金は25つの新興国に債務免除の提供 あの時IMFに借りておけば
米国FRBから借りた700億ドルは有利子の上に固定為替レートが適用される
［マネーミーナ］新型コロナウイルス（コロナ19）が、世界を襲い、各国の経済が危機に処した。米国の中央銀行であるFRB連邦準備制度が無制限にお金を緩めることに乗り出し、主要同盟国と通貨スワップを結んでドル供給に乗り出しているが、ここで疎外された新興国の救援投手にIMFが出てきた。
国際通貨基金（IMF）は、新コロナウイルス感染症拡散対応の一環として、災害抑制・負債軽減基金（CCRT）傘下の25の加盟国に直ちに債務免除を提供することを明らかにした。IMFが新コロウイルスで困難に陥った新興国と発展途上国支援に積極的にサポートを開始したわけだ。
IMFから借りていれば債務免除が受けられたのだ。しかし韓国銀行（中央銀行）は米連邦準備理事会（FRB）と3月19日、600億ドル（約77兆ウォン）の通貨交換（スワップ）協定を締結した。期間は最低6ヶ月（9月19日迄）である。
通貨スワップは、簡単に言って二つの国家がお金を交換するものである。銀行からお金を両替するのと似たような行為を大きな単位とするものである。
ただし、銀行両替と異なる点は、通貨スワップ契約締結当時の為替レートで一定期間が経過した後に元金を再交換するという点である。
※借りたドルはドルで返すということ。
2008年の4倍の速度で抜けていく外国人資本
既に新興国は2008年の金融危機当時より深刻な危機に直面している。
国際金融協会（IIF）によると、1月21日コロナ19が本格的に拡大した後、70取引日で新興国（中国を除く）から925億ドルに達する資金が抜けていった。2008年の金融危機当時のような期間233億ドルが流出したものと比較すると4倍に近い資金が抜けたのだ。
同じ期間で韓国銀行が10日に発表した「2020年3月以降、国際金融、外国為替市場の動向」によると、先月の国内株式市場で外国人の投資資金は110億4000万ドル純流出を記録した。これは、韓銀が関連統計を集計し始めた2007年1月以降、最大規模だ。
新コロウイルス感染症が全世界的に広がると、危険資産である株式のお金が大挙抜けたものである。米ドルの需要急増に応じウォン・ドル為替レートの変動性も大幅に大きくなった。
ドルが不足している新興国は、金利の引き下げにお金を解く金融政策をするにも、政府が直接お金を使う財政支出をするにも余力が不足している状況である。金利を下げる場合には、ドルが不足している状態で、自国通貨のみ市販の増えて急激な通貨価値の下落を経験することになる。これは、すでに深刻な水準の外国人資本流出速度に油を注ぐ格になるわけだ。
財政支出をしたくても、すでに莫大な借金を背負っており、規模にも限界がある。さらに、追加支出は国家信用度の下落にも接続されて、再び外国人資本流出を引き起こす。最終的にはドルが不足している現象が問題なのだ、これを解決するには、IMFのような機関が出るしかない。
クリスタルリナゲオルギー・エヴァIMF総裁も「現在の状況は、2008年の金融危機よりも深刻だ」とし「世界経済の大恐慌以来最悪の経済的影響が及ぼすだろう」と話した。
すでにアルゼンチンは第九デフォルト（債務不履行）の可能性が提起されており、ブラジルの今年の国内総生産（GDP）成長率は、中南米地域で最悪のマイナス5％と予想される。モーガンスタンレーは、中国を除く新興国四半期経済成長率が4.1％逆成長の金融危機当時あった2009年第1四半期（-3.1％）よりも深い落ち込みを迎えるだろうと予想した。
怖いIMF「烙印」...自分拒否したり、疎外されたり
逆にIMFが米国の口に沿って左右されるほどサポートで疎外されている国が発生することもある。ロイター通信はこの日、トルコ政府官僚を引用して、トルコがIMFの資金支援を拒否する方針だと伝えた。トルコは、米国が主要新興国と通貨スワップを結ぶときにも疎外されてドル調達窓口が事実上妨げられた状況である。トルコは、直接米国と談判を行い、ドルを調達する計画だ。インドネシアもIMFからの資金支援ではなく、自主的に解決するという立場だ。
DBS銀行は、「IMFから支援を受けることができるのは、危機に陥った国が最終的に選択する「烙印」という認識が大きい」と説明した。しかし今回のIMF債務免除で、国内からは、「早まった韓米通貨スワップ」の声も上がってきている。
（ソウル/みそっち）
先進国と途上国を使い分けたい韓国ですよね。途上国だったらIMFから借金しても債務免除だったんですよ。ところがアメリカに飛びついちゃったことで不満が出てきているようです。 あとはよくわかんない。
