これで中国にワクチン供給を要請する準備が整った
期待されていた訪米の成果が霧散
恥さらしな言い分にコロナワクチンスワップについての言及は無し
結局、関心を集めた韓米間ワクチンスワップに関する言及はなかった。 ムン大統領もバイデン大統領が韓国軍にワクチンの供給を約束したとだけを確認しただけで、ワクチンスワップという言葉は取り上げなかった。
ワクチンスワップとは、韓国が米国から相当量のワクチンを供給された後、後で返すことを意味する。 韓国は下半期にワクチンを多数確保したが、5~6月に接種するワクチンが不足しているだけに、ひとまず米国から残ったワクチンを借りてきた後で返すということだ。
去る5日の、韓国最大野党のワクチン使節団訪米でも土下座外交と揶揄され、自身の選挙区へのワクチン伝達を要請したが得られた回答はやはり下半期のワクチン確保だけだっただけにムン大統領の訪米でワクチンスワップの実現に期待が持たれていた。
実際、鄭義溶(チョン·ウィヨン)外交部長官が先月20日、国会外交統一委員会の緊急懸案質疑で、米国とワクチンスワップを真剣に協議中だと明らかにし、実現の可能性に関心が集まったりもした。
ワクチンスワップは55万人分の軍人向けワクチン提供だけ
しかし、韓米首脳会談の主要議題のうちの一つだったワクチン協力では両国間のグローバル·ワクチン·パートナーシップ構築、そして在韓米軍と協業する韓国軍将兵55万人余りに対する無償ワクチン接種の二つの方向で結論が出た形だ。
韓国政府が推進していた大規模な韓米ワクチンスワップは最初から合意事項から除外された。 名分と実利を追って2兎も得ずな結果だという解釈が出ている。
5-6月にワクチンの端境期を解消するため、韓国政府が米国側に要請してきた「ワクチンスワップ」は合意から外れた。 第3世界のワクチン事情が最悪を記録している中、防疫模範国である韓国にワクチンを支援する「名分」がない状況を考慮したものとみられる。 代わりに韓米が折衷案として「在韓米軍と協業する韓国軍」に対するワクチン提供を選択したものと解釈される。