ハンコックタイヤ大田工場で発生した火災

加硫工程で火災発生、物流倉庫内のタイヤ40万本が燃えた　
9時間目の鎮火作業　KTXや高速道路の制御統制も現在は通常運行

［ニュースミーナ］12日夜から続いている大田大徳区のハンコックタイヤ大田工場の火災は夜が明けた今朝になっても火の勢いが収まらず、工場内の物流棟にあったタイヤ約40万個が燃えたと暫定集計された。

今回の火災は南北に第1･2工場が分かれている大田工場の北側に位置する第2工場でタイヤの形を作る加硫工程がある12棟から始まったものと推定されている。

火はそのまま北側の第2工場の両側に広がり、タイヤ完成品約40万個がある物流棟まで炎に包んだと見られている。

仕組まれた火災発生？　拘束中の会長には大型火災で被害者に成りきり

こうした火災発生の中、ハンコクックタイヤのチョ会長は先週9日より、系列会社の不当支援と横領･背任疑惑で拘束された状況だ。それから数日も経たないうちに仕組まれたような工場の火災発生は労使間の対立から始まった生産中止という悪材料に加えてリーダーシップ空白も不安要素となる。まだハンコックタイヤ内の非常経営体制は整っていない状況に直面することになった。

こうした中でハンコックタイヤは現在、民主労総金属労組ハンコックタイヤ支会との賃金交渉を終えることができず、労組リスクに対する不安要素も抱えている状況だ。昨年の賃金団体交渉も終わっていない状況で、労使間の異見がまだ狭まっていないと伝えられた。

南側に位置する第1工場にも物流棟があることを確認した消防当局は、炎が第1工場まで広がらないようにするため、夜間に各消防署長を区域別に1人ずつ配置し、総力戦を繰り広げている。

消防当局は、組み立て式サンドイッチパネル構造（施工費は安く燃えやすい特徴を持つ）で建てられた工場であり、数十万個のタイヤが炎上し、可燃物質が出て鎮火に困難を経験したと明らかにした。

午後10時9分に始まった火は、13日午前まで9時間以上続いている。この火災の影響で近所の5つの学校が休校などの措置を取った。

▲今朝の工場入り口付近、KTXと高速道路がすぐ隣を走っている。

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前日午後10時9分ごろ、ハンコックタイヤ大田工場で発生した火災が13日午前8時40分基準で10時間以上続いている。今回の火災で消防士1人と作業者など11人が煙の吸入などで負傷し、病院に運ばれた。消防当局は同日午前2時10分頃、今年初めて対応3段階まで発令した、夜が明けているだけに、ヘリ9機を動員してさらに攻撃的な鎮火作業を行う計画だ。

この火災で現在まで確認された人命被害規模は煙吸入で病院に移送された作業者10人と消防隊員1人の計11人だ。

消防当局は追加人命被害や他の危険性など、すべての可能性を念頭に置いて鎮火と救助作業などを展開する方針だ。

「炎がどれほど高く跳ね上がったのか、マンション38階まで上がりました。炎が風に乗って工場に広がるのを見て、みんな驚きました」

12日夜、大田市大徳区木上洞（テジョンシ·テドクク·モクサンドン）のハンコックタイヤ大田工場で発生した火災を目撃した近くのマンションの住民は、激しい炎と真っ黒な煙のため、一晩中一睡もできなかったという。夜が明けて火は消えたが、真っ黒な煙が収まらず、住民たちは不安感が消えないまま出勤途中に出た。

13日、大田市と大田消防本部などによると、火災は12日午後10時9分ごろ、ハンコックタイヤ大田工場で発生した。工場関係者は「第2工場12棟の仮流工程中にタイヤ成形押出機から火災が発生した」と申告した。

火災初期、炎と火種が近くのKTX線路と京釜高速道路に広がり、一時鉄道と道路運行が中断されたりしたが今朝5時までにいずれも解除された。

今回の火災で死亡者は発生しなかったが、作業員8人と鎮火隊員1人など11人が煙を吸い込み、このうち9人が近くの病院で治療を受けている。彼らはいずれも重傷ではないという。

火災が発生すると消防当局は「対応1段階」を発令した後、火災発生から4時間後の13日午前2時12分を期して段階を「対応3段階」に格上げした。対応3段階が発令されれば、自治体所属の消防本部の消防力が総動員され、隣接地域で利用可能な消防人材と装備が総動員される。現場では人員621人と装備124台を動員して鎮火作業中だ。当局は、夜が明けるとヘリ9台を動員して鎮火中だが、工場が組み立て式パネル構造であるうえ、内部にタイヤなど可燃性原料が多いため、火が簡単に鎮火できず、大きな火を消すのにさらに時間がかかるものと推定している。

強い風に乗って炎·煙が広がる…住民たち、一晩中不安

強い風で炎と煙が上がり、タイヤなどが燃える匂いが近くのマンション団地まで広がり、マンション団地では住民に避難案内放送をしたりもした。近くのマンションに住むチョン某さん（42）は、「窓を閉めたにもかかわらず、家の中まで煙が漏れるのを眠れなかった」とし、「マンション管理事務所から有害ガスが入ってくる可能性があるので、すべてのドアを遮断し、できれば避難してほしいという案内放送をした」と話した。

大田消防本部のキム·ジュンホ予防安全課長は「午前5時55分頃、消火ヘリ2機を先に動員して消火作業を進めており、燃焼が収まれば大容量消防放射砲2機も配置する予定」とし「第2工場の炎が統制可能な水準まで低くなり、第1工場への火災拡散を遮断すれば鎮火が終わるだろう」と話した。

一方、ハンコックタイヤ大田工場では2014年9月30日にも大型火災が発生し、700億ウォン程度の財産被害が出たことがある。

（ソウル/みそっち）

やはり工場の外壁は燃えやすい材質でコスト削減ですよ。こういうのは文化習慣ですから火が出て灰になるまでが韓国社会ではセットになっているんだと思います。高層マンションからの撮影を探したんですがイイのが見つかりませんでした

そして現職の会長は対立する組合への不当支援という横領背任で拘束+取り調べ中となっています。犯罪容疑で捜査中なのに「工場から火が出た可哀そうな企業経営者」を装うといった目先の巧妙なズラシ方には驚くしかありません。そいうわけで、韓国はいつも通りの通常運行中ですね　もう少し徘徊してみます。