天安艦 辻褄が合ってこその感情的解決方法
合同調査団団長 ユン・ドゴン=こっちじゃこういう見解だから
韓国地質資源研究院=こんなんでました あれ? お呼び出ない?
国防部長官キムテヨン=それじゃぁそのように訂正いたします
天安艦生存者=ドシンっとした衝撃のあと気を失っていたんです
調査団スポークスマン=“一番”って北朝鮮でゎ日常的にマジックで書くんですょ
調査は科学的ではなく感情的に解決してこその真実がある
1200トンに達する天安(チョナン)艦の突然沈没とそれにともなう46人の海軍将兵失踪事故の発生見解だ。
しかし軍が四回も事故時点を翻意したあげく出したこの時間はありのままに信じるには何かいまわしいのが少なくない。軍が事故時点をこの時で釘をさした決定的理由はこの頃に事故地点近隣地震観測所で地震波が観測されたと発表したためだ。
しかしこの地震波が天安(チョナン)艦を沈没させたある種の爆発というには疑問であるという声が多い。
まず、爆発すなわち'人工地震'ならばそれに相応する爆発音が観測されてこそ合っている。
しかし事故地点で5km程度離れた地質資源研究院空中音波観測所にはこれに該当するほどの爆発音が感知されなかった。
当時には風が南側で北に富は'南風'が秒速4.7~5mの速度で吹いたので爆発音が記録されなかったはずがない、しかしぺニョん島の哨兵や住民を含めてその時間に爆発音を聞いたという証言は得られない。
聞こえないなら作ればイイだろ
しかしこのような分析に異見もなくはない、気象庁関係者は"通常自然地震の時発生するS波が地震観測所まで到達するにはとても距離が短くてそこまで到達できなかったかも知れない"として"したがってこれを証拠で人工地震だと規定するには無理がある"と話した。
より決定的な問題は地質観測所に記録された問題の地震波がどこで発生したのか科学的に説明されないという点に注目したうえで感情的に解決しようとするということだ。
韓国の戦艦を魚雷攻撃する国がどこにあるのか、あるとしたらそれはどこなのかハッキリさせなくてはならない
地震観測所ですら予算消化のための窓口に過ぎない
結果的に今回の地震波は問題の爆発が事故地点で発生したという証拠で活用されるには色々な限界が多い。
その上地震波自体にも変な点が発見される。
気象庁の地震波記録紙には爆発後31秒の後に艦尾が海底面に落ちた時発生したと見られる2次衝撃が発生したことになっているが海軍のTOD(熱線感知装置)記録には少なくとも3分22秒の後に艦尾が水面から消えたことになっている。
これに対して当初問題の地震波を分析した延世(ヨンセ)大ホン・テギョン教授は"人工地震だと分析した理由は地震波の発生位置や特徴などの色々な情況上その原因が爆発に近いと推定するだけであって〝自然地震の可能性を完全に排除することはできない"と話した。
観測結果を無料で配布するなど言語道断であるという意見
このように事故原因の決定的な証拠として採用された地震波の'権威'が毀損されながらこれに基づいて軍当局が発表した事故発生見解も疑い受けている。
しかしどうしたことか軍当局はこの時間が間違ってセッティングされたとしTODの実際時間を2分40分も操り上げて調整した。 引き続き7日にはこの時間をまた1分さらに操り上げた。
時間の正確性が生命の最前方で戦術的に重要な軍事装備の時間セッティングがこのようにでたらめという事実は常識的にも理解するのが難しいことだ。
これらは軍当局が地震波探知時点に全てのものを互いに合わせようとしたことであるという疑問を感じる大きな課題だ。
去る7日首都病院で開かれた生存者記者会見でもパク・ヨンス大尉が事故直前自身のコンピュータの時間が事故時刻より2分が遅れた21時24分だったことを記憶すると証言した大きな課題も国防部発表時間に何か異常があったことを暗示している。
事故がありその対応をした後に命令を出してあったことにする理屈
それだけでなく'西風1号'発令時間も一歩遅れて前倒しになった。 当初国防部は当日21時45分に戦闘配置命令の'西風1'を発令したと発表した。
しかし事故発生時間を21時21分57秒で結論を出した日には'西風1'発令時間を5分操り上げた当日21時40分で修正した。
5分が前倒しになった理由を尋ねる取材陣の質問に対して国防部スポークスマンは翌日"なぜ5分を'削ったのか'確認してみる"という意味深長な話を残した。
最前方にある国防部時計らが約束でもしたようにこの普段にもこのようにめちゃくちゃであったか、でなければ当然な事故原因を探せなかった刹那に突然ふくらんだ地震波に全てのものを代入しようとする軍の'特殊作戦'なのか強い疑問が残る。
これに対し合調団ユン・トゴン団長は4月25日一問一答中 一般的に水中爆発が出れば爆発の時衝撃波が現れて1~2秒後でバブルジェットができると言及した。そして5月20日合調団調査結果発表日には地資研の空中音波波形を水中爆発に続くバブルジェットを後押しする資料として提示した。
地震波が観測された後12秒ぶりに到着した空中音波が1.1秒間隔を見せるバブルジェット波形とし主張した。
だが、ユン・トゴン団長の話のように地資研の空中音波波形がバブルジェット波形かは未知数だ。もし天安(チョナン)艦事件当時水中爆発があってバブルジェットまであろうとするなら前に入ったバブル膨張に続くバブル収縮とバブル崩壊以後のジェット衝撃が相次がなければならない。
バブルジェットで決めたのだからお上の言うことを聞けっ
合調団がバブルジェットを後押しする根拠でも地資研の空中音波波形(1.1秒)はバブルジェットまでを十分に説明できない。 地資研の空中音波波形がバブルジェット波形というならば、ユン団長の話のように爆発と共に衝撃波が現れるといっても続くバブル膨張時点の逆V字型になった船体の破裂音、バブル収縮と崩壊時点の船体の亀裂音、そしてジェット衝撃水中爆弾の音と船体破裂音を見せなければならない。 すでに明らかにした通り地資研の空中音波記録と爆発音元の位置推定が信頼性が全くないということは別に置いても提示された音波波形でも合調団主張バブルジェット論は立つ場所がない。
シュミレーション作図は専門部署の仕事だから
その上天安(チョナン)艦生存者の証言で上の1.1秒間隔のバブルジェット波形は否定される。合調団は生存者らが爆発音を1~2回聞いたと提示する。どしんとでもドンする声は合調団の希望のようにまだ爆発音はなることはできない。 また、どしんととドンする声を聞いたという場合にも二つの音の間の時間差は合調団の熱望とは違うように、そして地資研の1.1秒間隔の空中音波波形とは違うように3~5秒だ。バブル波(バブル膨張時期)やバブルジェット衝撃とは関係ない声を生存者らは聞いたことになる。