潜水艦工場で轟音と共に煙 建造中の潜水艦
現代重建造中だった潜水艦水素タンクの爆発事故
30分後に鎮火して人命被害はない。会社側"建造日程問題ない"
[国防ミーナ]現代重工業が建造中だった潜水艦から爆発事故が発生した。
爆発事故は潜水艦に設置された水素タンクから残留ガスを取り出す過程で発生したものと推定されている。 通常、原子力を動力で使用しない国産潜水艦には水素燃料電池とタンクが搭載される。 (209型には燃料電池は無いよ)
現代重工業の関係者は"防衛産業分野であるため、事故の潜水艦がどんな種類か確認できない"、"潜水艦の建造日程には問題がないもの"と説明した。 さらに、"現在、正確な事故原因を調査している"と付け加えた。
事故当時、操業中だったある職員は"特殊船事業部の方で急に轟音と共に煙が湧き出、消防車と救急車、安全要員たちが出動した"と話した。
(翻訳:みそっち)
これね、続報がないんですよ、どこにもないんです。
水素は酸素と一緒だと爆発しますが、空気中ではメタンガス程度の燃焼をするんだっけ? 30分後に鎮火ということは30分間炎をあげて燃えたってことになるのかな?
30分といえば台所のガス台でもとんでもない事態じゃないですか。
さて、燃料電池と水素タンクということですね 214型潜水艦の諸元にはPEM燃料電池(固体高分子形燃料電池)というものが使われていることになっています。水素タンクのほうはまぁ普通のガスボンベをイメージすればイイのかな?これは船体に固定されていますから船体を溶接でくっつけちゃう前に設置するんですよね。そのへんから火が出たとなれば被害甚大ですよ。ちなみにその水素タンクと燃料電池が無くても通常型潜水艦として使えることになっています。
燃料電池部分についてはFCM 120モジュールというみたいです
○のところが燃料電池、たぶん床下に並んでいるのが水素タンクと酸素タンクかな
ふぅ~~ん 酸素も必要ですよね、それでできるものは水蒸気っと
酸素はこの場合、空気ではダメで純度の高い酸素でないとダメです、効率が落ちちゃうからね
▲2.3~2.6barとあります、これは燃料電池に供給するときの水素と酸素の圧力です、これじゃタンクが大きくなっちゃうからもっと高圧で貯めているでしょう。
安全に水素を貯めておくには焼結金属がイイらしいのですが純度が低くて不純物が混ざっているとタンクが駄目になります、とくに不純物に混ざりがちな一酸化炭素は燃料電池にも悪影響があるので、それが原因で韓国型214潜水艦はカタログデータの21日間連続潜水っていうのができなくて72時間の連続潜水で試験に合格していました
つまり通常型潜水艦としては普通だということです。
あいにく建造中の写真というのは見つからなかったのですが火が出れば燃えちゃう部分もあるでしょう、それがどの部分なのかわかりませんが、大惨事であることは間違いないですね。