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新型護衛艦大邱艦「また」故障

 

いわくつきの新型護衛艦大邱艦「原因調査中」

大邱艦、先月初め運航中の推進系統の異常振動を発見
韓国初のガスタービンと電動モーターのハイブリッド

 

イメージ 2[朝からミーナ]推進系統の破損の問題で、1月から正常稼動を及ばないまま作戦に復帰した新型護衛艦大邱艦(FFG-818)が再び問題を起こしている。

 

19日、海軍関係者によると、大邱艦は先月初め、東海沖で航海していたところ推進系統に振動現象が発見されて自力で復帰した。

新型護衛艦1号艦である大邱艦は海軍の戦闘艦で初めて推進電動機(電気モーター)と、ガスタービンエンジンを組み合わせた「ハイブリッド推進システム」を適用して注目を浴びた。

 

海軍は昨年8月から大邱艦を戦力化したが、推進系の問題で5カ月ぶりの1月に運用を停止した。以後4ヶ月もの間の原因の調査が行われ、最終的に「使用者運用不十分」判定が下された。

海軍は大邱艦の推進系統の整備を終え、9月に試運転をした後、10月中旬頃から作戦に復帰させたが、最終的には推進系で再び問題を起こしたわけだ。

海軍の関係者は「今回の欠陥が前回と同じ部分の故障なのかは確認が必要である」とし「専門機関との正確な原因究明後の後始末をする予定」と明らかにした。

 

(翻訳:みそっち)
 

 

大邱艦は2016年6月に進水式をしています。注目のハイブリッド推進方式は静かな電気モーターで動かせば潜水艦探知のソナーに雑音が入らなくて具合がイイんじゃねという理由でした。ところが海軍は問題を発見して1年半も受領を拒否していたのです。

 

過去カキコより

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▲去る2016年進水式のようす 試運転では不良がいくつも見つかっている


通常なら進水から1年程度には受け渡しされ、戦力化する通例とは違って、買収が遅れたことは性能不足問題のせいだ。 昨年秋の通常の国政監査でもこの問題が俎上に載せられた。 大邱艦の最大の特徴の一つであるハイブリッドエンジンの性能が落ちて、海軍が受け取りを拒否してきたためだ。 
ディーゼル発電機でモーター推進すると音が静か、逃げ足が必要なときはガスタービンで進む。音が静かだと敵潜水艦を発見するのに良い ただしモーター推進では15ノットしか速度が出ない。

 
 
 
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大きな問題は電気駆動からガスタービンに転換する時、時間がかかるという点だ。電気は静かだが、作戦状況で高速が必要な場合、ガスタービンに転換する際、約5分が必要だという指摘が出た。  
※最近の検証では8分以上もかかることが分かった

 

            ◇ ◇ ◇

 

可変ピッチスクリューを2個並べているのは今までと同じですが、タービンで駆動する軸と同軸に電気のモーターを設置しています。もちろんガスタービンはスクリュー軸よりずっと速く回転していますからギアで減速していますよ。

そして、電気のモーターはディーゼル発電機で発電して回します。あれれ?なんかディーゼルエンジンでスクリュー回せばイイんじゃね。と思いがちですけどそれじゃ騒音や振動が大きいのです。

 

ポルシェ先生がずっとむかしハイブリッドの戦車作ったでしょ。戦車は変速機をつくるのが厄介なので、発電してモーターを回す方式にするとクラッチ操作なしで運転が楽ちんなんですよ。 ところがほとんどの船にはクラッチ操作はありません。

ガスタービン推進でも電気モーター推進でも艦橋から機関室への指示は前進強速とか第1戦速とかですが、大邱艦の場合には歯車の噛み合わせをエンジン停止して行うのです。それが8分とかかかっちゃうのですね。

 

構造としては複雑ってほどじゃないですが、韓国の造船ギジュチュはスクリュー軸のあたりが苦手なんですよね。騒音輪切り孫元一級艦潜水艦SS-072の時はディーゼルエンジンと電気モーターの軸が30㎝離れていたそうですよ。そりゃダメでしょ。 ※フレキシブルジョイントという便利なものがある

ええもちろんスクリューだって国産化したらひびだらけだったこともありました。まあ潜水艦のスクリューが難しいだけなんですけどね。

 

そいで大邱艦の振動問題っていうのはスクリューをどこかにぶつけたのが原因ってことになっていたのですが、問題はほかにもあるんですよ。

1年半も海軍が受領しなかった理由はこんなのでした。艦尾の格納庫部分の位置曳船配列ソナー(TASS)の出入り口の調整だ。特に、後者が問題だ。出し入れ口が喫水線(海水面)の下に位置して水が漏れるしかない構造であるにもかかわらず、設計段階から監督まで発見できず、試運転で欠陥が明らかになった。
結局、防衛事業庁と造船会社が費用を分担して瑕疵を補修する方向で決定された。

 

というようないわくつきの船なのです。曳船配列ソナー(TASS)の出入り口問題は改修せずにそのままのようですから使い物にならないし、推進方式の切り替えに8分もかかるので、それもやらない。そうすれば問題が無いハズなんだけど、また振動問題が出てきたというわけですね。  

そういえば孫元一級艦潜水艦のAIPも燃料電池の水素タンクがダメで使い物になっていません。そいでも通常動力型潜水艦のつもりで使えば問題ないですからね。そいでもカタログデータには立派なことが載っているのでイイんですよ。

 

 

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ジョニ黒あけちゃう