今年の選挙は投票用紙がさらにパワーアップ
今度の選挙はギネス級 釜山市選管 新政党45個と予想
候補者名が書けない韓国人のための韓国型選挙 その投票用紙にびっくり
比例代表投票用紙にはすべての政党が並ぶことに 前代未聞の投票用紙は60.1cm
選管が用意した比例代表国会議員選挙の模擬投票用紙の長さは、なんと60.1㎝にもなった。この用紙には、準連動型比例代表制の導入で総選挙に参加する政党が増えることに備えて、45個の政党名を表記したからだ。
釜山市選管関係者は、「第20代比例代表国会議員選挙(2016年)では、21個の政党が参加したが、第21代総選挙では、はるかに多くの政党が参加することを予想し、投票用紙を長く作ってみた」と語った。
今回の開票作業は手作業で行われそうだ。選挙に参加する政党が25個以上になると、過去の選挙まで使えた投票用紙の自動仕分け機を使用することができないからである。
開票事務員は、最終的に手作業で政党別の投票用紙をいちいち分類しなければならない。
韓国のネチズンは「必ず得票数がゼロという政党が出てくる」「ギネス記録に申請すべき」「候補者が一人だけの政党が多いな」「探すだけでも大変だ」「投票には興味がない」などの反応を示した。
(ソウル/みそっち)
大きさ比較
第19代選挙 2012年(31.2㎝)と
第20代選挙 2016年(33.5㎝)の政党比例代表投票用紙
読み直しておきたい 関連過去カキコ:投票用紙が33cmも㋣のハンコのひみつ
1948年に行われた韓国(それまでは米軍政)の最初の選挙は候補者名を書かせる式だったんですが、たった1回だけで、書く方も開票する方も「だめだこりゃ」ということになり、名前のあとの四角に〇つける式になったのです。 その後、ハンコの裏移り不正防止のために〇から㋣に変わりました。
▲1948年5月1日の選挙の様子、写真入りで名前は漢字表記(ハングルも可)
付録:1971年の選挙ポスター