駆虫剤が新コロに効く? 虫下しなら韓国は先進国ニダ
駆虫剤が新コロに効果報告…食品医薬品安全処は慎重立場
国内許可品目ない。臨床試験·開発相談の要請もない臨床必要
韓国は駆虫剤(虫下し)の集団服用で絶大な効果を上げた唯一の先進国である
食品医薬品安全処のヤン・ジンヨン次長は6日、オーストラリア研究チームが駆虫剤イベルメクチンが48時間以内にコロナ19ウイルスを抑制するという細胞培養実験結果を発表したことについて「わが国では1990年代まで国民が継続的に駆虫薬を服用し、一部の寄生虫感染症を撲滅したことは事実」とし、「一般的に駆虫剤の場合、吸収率が低いため治療剤として開発されるためには臨床試験など追加研究が必要だ」と述べた。
ヤン次長はただ、「食薬処も(駆虫剤のコロナ19治療剤)開発状況を引き続きモニタリングする」と述べた。
70年代を背景にした韓国映画、韓流ドラマでたびたび見られる場面
医療と衛生水準が劣悪だった50~90年代まで、大多数の国民は定期的に大便検査を受けた後、それを元に配給された多量の駆虫剤を服用した。 これは寄生虫が人と人との接触などで感染しやすいので、集団単位で寄生虫に感染しているかどうかを検査し、駆虫剤を処方するのが良い方法だったからだ。 特に、クラス単位で実施する大便検査は、その当時広くあった回虫撲滅を優先した措置だった。 韓国では回虫駆除のほか、村や村単位でネズミを撲滅した経験がある。
食薬処によると、現在国内ではイベルメクチン成分が含まれた駆虫剤は許可されておらず、輸出用に1品目が許可されている。
また、国内で駆虫剤"イベルメクチン"成分を"コロナ19治療剤の開発"として臨床試験を申請したり、開発相談を要請したケースもなかった。
イベルメクチンは1970年代、米メルク社と日本の北里研究所が共同開発した。
イベルメクチンは多様な寄生虫を駆除するのに使われる駆虫剤成分で、疥癬、河川盲目症、糞線虫症、リンパ性糸状虫症:象皮病、その他の寄生虫疾病を治療することができる。
これに先立ち、オーストラリア・モニッシュ大生医学研究所のカイリー・ワグスタッフ博士は「実験室で培養したコロナウイルスをイベルメクチンに暴露すると、48時間以内にすべての遺伝物質が消滅した」という実験結果を3日(現地時間)、国際学術誌 "抗ウイルス研究" に発表した。
まだ、イベルメクチンがどのような過程でコロナウイルスを弱めたかは究明されていない。
(翻訳/みそっち)
コロナ関連で白服の消毒員がどこにでも白いスプレーを撒くという光景は普通の先進国では受け入れがたいわけですが、韓国では ”大規模感染を防いだ防疫体制” なんてことが本気で信じられています。韓国では鳥インフルやアフリカ豚熱病の防除のほか、日々の害虫駆除の消毒車までもが郷愁を持って受け入れられている国であることから、市民の間から薬剤散布に対する反発の声はほとんどありませんでした。
また、韓国では駆虫薬(虫下し)はコンビニで買えるほどポピュラーな薬として認知されいて、医薬品の販売が薬局だけだった法律がコンビニでも買えるように改正されたことや、「白い消毒は先進国への第一歩」「虫下しを国民すべてに配給しよう」などの掛け声が盛んだった1980年代の記憶も残っていることからコロナ駆除も容易であるといった論調まで飛び出してきています。
まぁ韓国で「寄生虫感染症」が劇的に減った背景には「国民の80%以上が感染していた」なんてことがあったわけですが、その成果をWHOが「ぜひ寄生虫感染症に悩む後進地域に韓国の成功例を紹介したい」なんて提案を受けて喜んだのも束の間、その直後にすぐに辞退していたことはあまり知られていないようです。