ソウル全世帯の33.9%が1人世帯…
40年ぶりに16倍増加、そいじゃさ40年前はどうだったのよ ドヤって言うんだ
信じられないソウル生活者の暮らしっぷり いえいえおしゃれなワンルームだって

ソウル市によると昨年、ソウルの単身世帯が130万世帯と40年間で約16倍増加し、全世帯の33.9%の割合を占めていると発表した。
彼らの居場所は集合住宅以外が40.4%で最も多かったが、ドヤに分類される長屋も多く、オフィステルと考試院、宿泊施設の客室など、住宅以外の場所で過ごす場合も15.4%と高かった。
※注:考試院は住宅に分類されない、その理由は世帯当たりの住宅面積が極端に狭くなるためである。もちろんドヤも住宅数に勘定されることは無い。
▲カセットコンロは必要だが練炭とは違って善意の強制配布は無い。
▲狭いところが好きなのである。こうしたソウルのドヤ街に住む住人は3~6千人程度だ
▲このような建物でも居住者は共用部分までを含んだ専有面積を主張する。 少しでも見栄を張りたい国民性なのだ。
財政状態と健康状態、社会生活などに対する満足度は20代と30代で高くあらわれたが、50代と60代は相対的に低いものと調査された。
今回の発表は、ソウル市が統計庁の調査とソウルサーベイ、市民対象のオンライン調査を通じてまとめたもので、ソウル市は一人世帯に対する体系的なモニタリングで政策需要を持続的に把握していくと発表しました。
ソウルの路地をあるくと水道・電気・ガスのメーターがいくつもついている一戸建て住宅を見ることがあります。半地下があったり地下と屋上を貸している場合や、建物の中を区切って貸している場合など様々です。
▲ソウル駅至近の住宅街、付近の360°ビュー http://kko.to/ZHtxIMsDH 3世帯型
▲ガスメーターの数だけ世帯があるはずだが、アパート名のような建物の名前は特にない、あくまでも一室ごとにガスの配管がしてあるだけである http://kko.to/6rC_UMbYo
▲やはりガスメーターの数だけ別々の世帯が住んでいるはずである。しかしこの建物は一戸建て住宅に分類される。アパート名は無い http://kko.to/3ygWGMbYH
こうした不法分割式住宅では水道と電気料金は家賃に含まれていることが多く、毎月定額の支払いとなるが、炊飯器やアイロンの使用は制限されることが多い。
また、家賃収入があるはずの家主はその収入についての税金を払うことは無い。彼らに言わせると、これはアパート経営ではなく、「田舎からやってきた義弟たちが住んでいる」ことになっているので「カネは受け取っているがボランティアじゃないから」と答えるらしい。
建て替えによって3階建てくらいのアパートになることもあるが、それさえも築30年物ばかりとなっている。
こちら 割と知られたソウル駅近くの物件
1970年代にはある医薬品商社の本社ビルだったが、その後、持ち主が何度も変わり、不法入居者がフロアを占拠してさらに賃貸を始めたりしながら、所有権が消し飛んだ建物 ソウル市龍山区東子洞9-20。それでも現在も建物の所有者はいるが、ソウル市との交渉で、低家賃のドヤとしてこのまま残すことになった。建物の分類では考試院やワンルームではなく、もちろんアパートでもない。場所はソウル駅から徒歩3分の好立地である。
その内部の様子。およそ1.3坪に仕切られた部屋は現在51世帯あるらしい
付近の360°ビュー http://kko.to/9Wna6MbDM
いわゆる家賃を取り立てる役目を自認する血気溢れる住民が、家賃を取りまとめると、自身の取り分を横取り、家主のところへ残りを運ぶわけだ。もちろん登記上の家主がここを訪れたことは無い。ちなみに51世帯で家賃は月額18万~22万ウォンとなっている
大雑把な計算でも満室であれば1000万ウォンという家賃収入が得られるビジネスモデルというわけだ。 ※最近の家主による建て替え計画はドヤを残すことでソウル市と決着した。