エルザの雪だるまは法的に財物に該当するか

4人の弁護士が「エルザ雪像」財物損壊について答えた

暴力衝動で粉々にした通行人、財物損壊認められるか
財物損壊だとしても、いつもの精神衰弱状態なら罪は問えない

［ソウルミーナ］大田のあるカフェの前に立っていた「エルザ」雪だるまを、理由もなく壊した通行人の姿が議論になっています。

大雪に見舞われた今月8日、大田のカフェ前にはディズニーアニメ「アナと雪の女王」の主人公エルザそっくりの雪だるまが登場し、注目を集めました。気がついたらこのカフェの店主が積雪を利用して腕を発揮したんですよね。この「エルザ」雪だるまのニュースはSNSを通じて急速に広がり、ついに雪だるまを見るために該当カフェを訪れる人もできました。

しかし、雪だるまの命は、長く続きませんでした。翌日、カフェの前を歩いていた通行人によって壊れてしまったんです。カフェの前を映っていたCCTVを見ると、ある通行人がエルザ雪だるまに向かって意図的に殴りかかる場面が出ます。結局雪だるまは粉々に砕けてしまいました。これに対し、カフェの店主は「これ以上エルザ雪だるまは見られません」と残念な気持ちを表しました。
カフェのオーナーが念入りに作ったエルザ雪だるまを、特別な理由もなく破損した行為、法的に責任を問うことはできるでしょうか？ネイバーの法律が弁護士たちの意見を総合してみました。

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一般的な雪だるまなら破損したとして、法的責任を問うことは難しいというのが、弁護士たちの共通した見解です。しかし、今回の事件は少し違った視点で調べる必要があるという意見もありました。
CCTV映像の中の通行人の姿を見ると、損壊行為は十分認められることがあります。わざと殴りつけて雪だるまを壊そうとする故意性が如実です。
これによって、損壊行為として認められるかどうかよりは、エルザ雪だるまを財物として見れるかどうかが争点になります。
最高裁判所は、財物損壊について「他人の所有財物の効用性を害した場合」成立するとしています。それだけエルザ雪だるまを法的に財物として見られるかがカギです。
店主が多くの時間と費用をかけて作った雪だるまでも、法的に財物に該当するかどうかを判断するためには、具体的な経済的価値をまず把握する必要があります」エルザ雪だるまが財物として認められれば、財物損壊も認められるのです。

A弁護士はこれに対し「もしカフェ名物として冬の展示を目的に作られた雪だるまなら一時的でも財物性が認められる」とし「カフェの主人が作った目的と雪だるまが活用された形態などによって成立することもある」と述べた。
B弁護士は「一般的な雪だるまの場合、財物損壊容疑が認められる可能性は低い」としながらも、「しかしこの場合、店主が雪だるまを作った時間や努力などを考慮すると、財物損壊の可能性はありそうだ」と述べた。

◇エルザ雪だるまの感傷的効用価値を考えるべき
しかし、実際の裁判で財物損壊の責任を問うのは難しいとの意見も寄せられました。
C弁護士は、エルザ雪だるまが設置された位置と雪だるまの特性を考えると、財物の損壊と見ることはできないと考えました。また、刑事裁判を法的に真摯にアプローチするなら、設置場所の適切性、エルサの著作権問題までも考慮に入れられるため、現実的に容疑の立証が難しいと言いました。
D弁護士は「エルザ雪だるまを店主が作ったとしても、自分所有の前庭ではないカフェの前に置いたという点は所有権でも問題を起こす可能性がある」とし「またエルサ雪だるまと言ってもどうせ溶けて消えるので財物の効用性があるかどうか分かりません」と話した。
続いて「もしエルザ雪だるまを財物として見るためには展示会のような確かな目的を持つ美術作品として効用があるという立証をしなければならない」とし「最小限鑑賞という効用の価値があるかどうか確かめてみなければならないが、認定が難しく、結局単に店の外に作っておいた雪だるま程度に財物損壊の疑いは難しそう」と付け加えた。

（ソウル/みそっち）

3人組の男性が歩いてきて、ひとりが戻ってきて壊したそうです。まさか冬の寒空に男3人が手を繋いで夜のお散歩なんていうのは気持ち悪いですからどこかで一杯やってきた帰り道の出来事でしょう。するととうぜんアルコールの血中濃度は免停水準だったでしょうし、だれが見てもわかるような歩道の真ん中にあるものによろけた拍子にぶつかったというのが合理的な判断として出てくると思います。

ところが、大田警察署では犯人検挙に乗り出しているんだとか。警察は酔っ払いの相手をすることが仕事なのでこういう時は張り切っちゃうかもしれません。

続報がまたあればお知らせします。