今年の年間出生児は25万人より少ないｶﾓ

第2四半期の合計出生率0.75人世界最下位の出産率を更新

今年上半期（1~6月）の累積出生児数は12万8138人
年間出生児は25万人より少ないことが確実視

［ソウルミーナ］今年第2四半期の合計出生率が史上最低値を記録した。このままでは、今年1年間に生まれる子供は25万人以下に下がる見通しだ。統計庁が24日発表した人口動向によると、第2四半期の出生児数は5万9961人で、昨年同期より9.3%減少した。四半期別に見れば出生児数は2016年第1四半期から減り続けている。

今年第2四半期の合計出生率は0.75人で、昨年同期より0.07人減少した。合計出生率は女性1人が一生産むと予想される出生児数を意味する。合計出生率が第2四半期に0.7人台に入ったのは今回が初めてだ。それまでは年末の2020年第4四半期（0.76人）と昨年第4四半期（0.71人）に0.7人台を記録したことがある。

今年上半期（1~6月）の累積出生児数は12万8138人で、昨年同期比6%減少した。昨年の出生児は計26万600人だったから半分以下だ。

しかも韓国では普通、出生児数は年初に多く、年末に近づくほど減少する。これは子供が同年代より小さいことを望まない親の選好度のためだ。（遅生まれを望まない親が年初の妊娠を知ったら何をするか分かるよね）そのため今年も第3四半期·第4四半期の出産率がより低くなると予想されるため、今年の年間出生児は25万人より少ないことが確実視される。これに先立ち、統計庁は将来の人口推計を通じて、今年の出生児数を24万6000人（中位シナリオ基準）と予想した。

これは今年兵役検査通知を受ける19年前に生まれた03年生まれ（49万5035人）の半分の水準だ。現在、韓国軍の兵役は陸軍基準で18ヵ月だが、今年の出生児が徴兵検査を受ける際には韓国軍の総数を半分以下に減らして、下士官・将官のほうが多くなるしかないという話だ。

この日、統計庁が共同発表した「2021年出生統計」によると、昨年の韓国の年間合計出生率は0.81人だった。 0.7人台の合計出生率が現実化すれば、韓国は2020年に世界で初めて合計出生率0.8人台国家になってから2年ぶりに再び不名誉な「新記録」を更新する。

人口を維持する水準である2.1人にはるかに及ばないのはもちろん、都市国家を除いて世界のどの国よりも低い。 OECD平均合計出生率である1.59人の半分水準だ。すでに高齢化が進んでいるニホンの合計出生率は1.33人で、韓国よりはるかに高い。

若い男女が結婚を忌避し、出産を先送りする傾向が少子化の主な原因に挙げられる。今年第2四半期も婚姻件数は前年同期比1.1%減の4万7734件に過ぎなかった。四半期別婚姻は14期連続で減少の流れを見せている。年間で見ても婚姻件数は2012年以降毎年減っている。住宅価格·働き口など古い問題が結婚認識を変えた。

韓国でも婚姻は出産の先行指標の役割をする。婚姻が減れば2~3年後に出生児も減少するしかない構造だ。韓国では新生児の97.1%が結婚した夫婦の間で生まれるのである。昨年、子供を産んだ母親の平均出産年齢は33.4歳で、前年より0.2歳上昇した。このように出産が遅れるということは、第2子、第3子以上を産む機会も少なくなるということを意味する。

出生児は減り、死亡者は着実に増えている。人口高齢化に新型コロナウイルス感染症の危機まで重なってからだ。今年上半期の死亡者は19万3768人で、前年同期比27%増加した。年明けに新型コロナウイルス感染症の感染者が急増し、医療システムの負担が急増し、死亡者が急増した。

出生児より死亡者が多い状態が続き、今年上半期だけで6万5631人の人口が自然減少した。昨年1年間の自然減少（-5万7211人）をすでに超えている。問題はこのような少子高齢化を反転させることが事実上不可能だという点だ。出産年齢帯の人口自体が過去に比べて少ないためだ。

（ソウル/みそっち）

韓国の一人暮らし世帯数っていうのは660万世帯といわれています。韓国では住まいの部屋数を房数と呼びます