韓国じゃ青年延長論 現行34歳から39歳に
若者の法定年齢を増やして恩恵を提供しよ
青年の範疇を現行の34歳から39歳に広げちゃる
韓国の出生率「0.78人」ショックに 生活が苦しい青年は結婚を避け
昨年の第1四半期0.86人、第2四半期0.75人、第3四半期0.79人と集計され、2022年は2022年第1~第3四半期ともにこれらの四半期の最低出生率を更新した。今年2月に発表した統計資料では2022年暫定出産率は0.78であり、2023年は婚姻件数減少、出産率の低下傾向を総合的に考慮して0.73と予想している。すなわち減少傾向が続く様子を見せている。2024年の予想は0.70としている。
[ソウルミーナ]大韓民国の合計出生率は0.78。この数字の意味は何だろうか。 妊娠可能な女性の10人に2人は子供がいないように聞こえる。多胎児を持つ女性もいるので、10人のうち3人は出産せずに一生を生きるという表現が本来の意味に近い。 一見すると大したことない。 周りを見れば未婚や独身族がどれだけ多いか。 しかしこうした傾向は韓国だけだ。 外国では概して一人の女性が1人から2人の子供を産む。 経済協力開発機構(OECD)の合計出生率は1.59、ニホンは1.34だ。今、韓国だけ何が起こっているのか?
人口ショック、少子津波、何と呼ぼうが、韓国だけが世界中のどの国も経験したことのない全く新しい道に入った。 小・中学校がなくなり、産婦人科の志願医師は急減した。 地方であれソウルであれ、子供たちが元気に走り回る姿はもう見ることのできない光景となった。 ここ数年内に国内の生産可能人口の増加傾向が現在の3分の1水準にまで落ち込む見通しまで出ている。
世代間の葛藤が拡がる社会
今、25人の老人を扶養する子供たちがしばらく働き50歳になる頃には、100人の老人を扶養しなければならない、統計を見るたびにその期間が短くなっている。 世界中のどこの国も陥ったことのない少子化社会が始まるという陰鬱さに満ちている。 これは恐怖心を越えて憎悪心すら広がる。葛藤の両端は青年と老人(プラス壮年)だ。現代版高麗葬がいつでも復活してもおかしくない。暴力を振るう高齢者と高齢者を卑下する言葉がすでにオンラインに溢れているではないか。
既成世代は「エコ世代」という言葉を作った。 1991年から1994年生まれまでだ。 出生児数が毎年70万人を超えた世代だ。 出生児数が65万人に及ばなかった1980年代後半生まれを追い越した。 浮き足立った期待感が高い出生率展望を作った。 2030年には0.96に、2046年には1.21に上がると予想した。ところが、フタが開いてみるとこの計算はすっかり間違っていた。
そしてエコ世代が別の選択を選ぶとしたら 年金、労働、教育改革、政府政策の根幹が揺らぐ大混乱が予想されるしかない。政策の前提が人口だからだ。 1990年代生まれは餅に泣き声をあげる子供ばかりと思ってもいなかったのに、大人たちが先に取らぬ狸の皮算用をしたのだ。子供たちの財産をすっかり分配してしまった。
あなたの子供が働き食べさせる相手は見も知らぬ老人が100人を超えると聞いて、子供を産みたいと考える人が何人いるだろうか。 私たちの年金が底をつき、勤勉に子供たちを扶養しなければならないのに、これを誰が公正だと思うだろうか。
働き口は減り、住宅価格は天井知らずに上がり、1時間半かけて出勤すれば年寄りのような上司の機嫌を取ることができるが、果たしてこうした世界で青年たちは結婚して子供を産みたいと考えるだろうか。
ここに1980年代生まれも怒った、この怒りも、「同じMZ世代(1980年~2004年生まれ)、青年世代ではないか。 しかし、法定では青年満34歳を越えれば、青年特別公共分譲も希望通帳も無くなる。自身はまだ青年だと思っているのに、社会は大人だと怒鳴りつける」 結婚も出産もしないようにという警告のようだ。と
若者にとって結婚と出産は、もはや通過儀礼ではない、一つの選択肢に過ぎないようだ。子育てにお金がかかり、自分の自由は束縛され、気の合う人を見つけるのさえ難しい中で、あえて結婚と出産を選択する理由が見つからない。 条件、自尊心をすべて捨てて交際してみても、新居の値段は一体どうやって耐えるのか。暮らすための部屋はますます狭くなってゆく。寝に帰るだけの空間で子供を産むつもりが無ければ結婚する理由すらない。 寂しいなら子犬や猫をネットの中で飼って生きるのも幸運だろう。
青年たちに未来がより素敵だという確実なシグナルを与えるのはどうだろう。 青年の範疇を現行の34歳から39歳に広げようか。 それ以上でもいい。 住居、金融、雇用の恩恵を厚く提供しよう。 きちんとした家と雇用が核心だ。 青年、新婚夫婦の特別公共分譲を増やし、良い働き口創出に政府と企業が共に乗り出さなければならない。 青年失業解消のための特別法制定も議論しよう。
結婚と出産が合理的な選択肢になることが重要だ。 できることは全部やってみよう。 いや、できないことにもなるようにしよう。 企業も積極的に乗り出すべきだ。 社内保育所を拡充し、一部は地域社会の新婚夫婦に提供してはどうだろうか。 想像しただけでも素敵だ。 卵子と精子の凍結にお金がかかったら、国と自治体が保存してあげよう。 結婚奨励金と手当てもこれを機に公式化しよう。
35歳を過ぎたのに結婚しないので心配と言うなら、ご両親にはもう少し自重してほしい。 適齢期を挙げれば、かえって結婚の意向がそがれる可能性があるということを機に、自覚してほしい。
青年たちが豊かに暮らし、お互いに出会い、幸せにしなければならない。 これがもしかしたら最後のチャンスだ。
無縁故を選んだ都会暮らしの韓国人
儒教社会を一言で説明するなら既成世代層を大切にしろ、ということでしょうか。でも朝鮮・韓国は飢饉が起きればお年寄りを背負って山に捨てに行く習慣がありました。今の世に生きているお年寄りを山に捨てに行くなんてことは現実味がありませんが、空港に置き去りにされる高齢者のハナシは事欠くことがありません。また、相続放棄されて、無縁仏の焼いた灰さえ引き取ってもらえない社会になっています。こんな社会循環ですが、お金は易々と手に入りません。そこで彼らの脳内平衡は現実から離れて架空の「親孝行な息子を持っている」という虚言へ突き進むのです。※息子側がウソをつくこともあるようだ。
何度もこれまでに出てきましたが、「次男はカナダで医者をやっている」とおっしゃるお年寄りは韓国にはとても多いです。カナダはとても遠いところという認識なんでしょうね。そんな口癖も「今度ソウルで開かれる学会にやってくる」から、「新コロで中止になった」あたりがセットになっていました。
さて韓国では発展の過程で、都市部への人口流出が起きました、ニホンで言う「上野行き上京列車」の頃より30年以上もあとの時代ですから比較的最近かもしれません。これがそのままバッカス公園に群がる男女のメンバーになっています。(そこから上の世代はほとんどいない)
このような都市生息型の韓国のお年寄りはそいう時期に田舎から出てきて親の扶養を放棄したひとたちだったのです。毎朝、無料地下鉄パスを使い、無償給食会場を転々として日々の糊口をしのぐ姿はソウル名物としてバッカス公園に次いでご存じの方には有名でしょう。彼らは一様に田舎を捨てて出てきたので帰るところなんてありません。田舎の財産なんかはあっちですっかり分配されていたりするわけです。(それでも口々に故郷には財産家の兄が暮らしてるとおっしゃります、おにいさんは地元の農協のイイ顔役ってところです)
そんなお年寄りが田舎から追加補充されることがすっかり無くなったのはここ20年ほどになります。このほか都市型失業者が稀にバッカス公園組に転身することもあるようですが、バッカス公園のお年寄りはこれから減っていく希少種ということになっています。
バッカス公園に集まるお年寄りは自身の過去を明かしてくれません。それでも彼らは口々に、「長男は江南の高層アパートに住み、次男は海外で医師をしている」と言います(さっきも言ってたな)。もちろんクォーツのロレックスは欠かせないポイントでしょう。そういえば、海兵隊時代の思い出話をするお年寄りはすっかり減りました。
っとまぁ嘘で塗り固めた境遇みたいなものにはびっくりです。 えぇ例外なく全員が韓国の方々ですよ。 ハイ