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嫌韓(いやかん)ってホントはどうなの?

考試院住居実態調査やったった

 

 

ソウル市考試院報告書-居場所および居住世帯の実態調査

やっぱり韓国では全国的に考試院が増えている 窓のない部屋の割合は38.6%
10人のうち6人が2坪未満の部屋で暮らす…住人の35.6%が大卒以上 

 

多重者利用施設に対する消防完備証明書を発給する消防庁が毎年、考試院数の統計を出す。 消防庁予防消防統計資料によると、2010年には全国8273カ所(ソウル4897カ所)だった考試院は昨年、全国1万1605カ所(ソウル5663カ所)に増えた。

 

便器1個を平均9.5人が一緒に使用、シャワーは平均使用人数8.7人
90%以上共用キッチンで食事提供、冷蔵庫一つは18人が一緒に使って。

 

考試院の歴史から約40年ぶりに、ここの中と外を深く観察した報告書が発表された。 ソウル市が研究に依頼した「ソウル市考試院報告書-居場所および居住世帯の実態調査」だ。 報告書は、「2016年、国民安全処の多重利用店の管理現状」に出た6149ヵ所のソウル市にある考試院を全数調査した。 住所を確認できないところや、その後新たに生まれたところなどを含め、明らかになった2020年のソウル考試院の総数は5807ヵ所だった。 考試院1軒当たり平均37.7室の部屋を運営していた。

 

区別に見ると、冠岳区が938ヵ所で最も多かった。 続いて銅雀区(トンジャクグ、507)、江南区(397)、東大門区(トンデムング、337)、永登浦区(ヨンドゥンポグ、303)、城北区(ソンブクク、293)、西大門区(ソデムング、251)の順だった。

時期別に見ると、簡易スプリンクラー設備が設置される前の09年7月以前に設立されたところが1739ヵ所で最も多かった。 しかしこの5年間で新築と言える建物は136棟に上っている。 建設時期が確認できないところも168ヵ所に達した。 全体考試院の90%が地下鉄駅から直線距離1000メートル以内にあった。 667個を標本にして内部実態調査を行った。 これを母集団の5807の考試院に代入し、全体比率(%)を推定した。

 

窓のない部屋の割合は38.6%だった。 専用面積7平方メートル未満の部屋は57.7%で半分を超えた。 ソウル市は昨年、「実際の面積が最低7平方メートル(トイレを含めて10平方メートル)に満たない部屋の考試院は運営できない」という内容の老朽化した考試院住居総合対策を発表した。

ただし、これは新しく建てたりリモデリングしたりする考試院に限るため、それ以前から営業をしてきた考試院には該当しない。 月賃貸料が30万ウォン未満の低価考試院の割合は42.7%だった。

 

共用トイレを使う考試院の割合は44.4%だった。 部屋ごとに個人トイレを置いているところは40.7%で、共用トイレと個人トイレが両方ともあるところは14.9%だった。 平均すると共用便器は3.8個で、便器1個当たりの平均使用人数は9.5人だった。 共用浴室を使う割合も41.9%と高かった。 平均共用シャワーは4.1室で、平均使用人数はシャワー1室につき8.7人であった。

 

 

 

多重生活施設の建築基準により、個別の炊事施設の設置ができないという点が、考試院と「ワンルーム」と呼ばれる多世帯住宅の最大の違いだ。 台所のない考試院は15.3%で、ある所も83.3%は共用だった。 一部不法的に個別台所を設置したところも1.4%発見された。

90.2%の考試院は共用の台所などでご飯、キムチ、ラーメンなどの食事を無償で提供している。 彼らの平均共用冷蔵庫の数は1.7ヶ所で、冷蔵庫1ヶ所当たりの平均使用人数は18.0人にものぼる。 洗濯機も同様に、共用比率が86.5%と高かった。 平均共用洗濯機の数は2.6機で、使用人数は1機につき15.1人であった。

 

関連過去カキコ:韓国うっかり考試院生活⓫

 

多数の共用物品を使用するという点で、考試院はコロナ19感染脆弱施設だ。 京畿道(キョンギド)やソウルなどで最近、考試院による集団感染事例が一部発生しているのも、このためだ。 公用品の使用が危険を伴っているが、居住者の便宜のために食事の提供が止められないのも現実だ。 考試院の居住者がワンルームではなく考試院に泊まる理由の一つが、洗濯機や冷蔵庫などを個別に購買しなくてもよく、食事も提供されるからだ。

 

簡易スプリンクラーが設置された考試院の割合は86.0%と高かった。 18年、鐘路(チョンロ)の国一(グクイル)考試院火災後、制度が整備されたおかげだ。 設置していない考試院の業者らは簡易スプリンクラーを置かない理由として、「費用が負担になる」「設置が煩わしくて」などを挙げた。 ただ、今年12月から実施される消防施設法や多重利用業者法の改正案を受け、全ての考試院は22年6月30日まで、簡易スプリンクラーを設置しなければならない。

 

考試院運営者の多くは賃借人だ。 彼らが考試院をスタートする時に支払った権利金の平均金額は1億410万ウォンだった。 家賃の考試院の平均賃貸料は428万ウォンだった。 考試院の運営にかかる月平均の公課金や管理費は、208万ウォンだった。 週52時間制の導入と最低賃金の引き上げ後、「総務」と呼ばれる考試院の管理者を置かず、一人で運営していることが分かった。

 

住人は「30歳未満が29.8%」入居者の性別は男性が76.6%
50·60代の高齢層が主に利用 無職·日雇い労働者がほとんど
部屋10個のうち4個は窓がない 採光不足や憂うつ感を訴えることも

 

661の考試院に住む2102世帯を対象に住居実態調査も行った。 これをソウル考試院居住の15万5379世帯に代入し、全体比率(%)を求めた。 7平方メートル未満の部屋に住んでいる人は53.2%で半分以上だった。 次いで「7~10㎡未満」(29.0%)、「10㎡以上」(17.8%)の順となった。

※韓国の床面積表記は、うさぎ小屋呼称対策として共用部分を含めて建物の外壁寸法を各室で割った数字になっている

 

男性が76.6%で、女性(23.4%)に比べて大幅に高かった。 年齢別では30歳未満が29.8%で最も多かった。 ただ、50代と60代以上の割合がそれぞれ19.6%、19.8%と合計すれば39.4%とわずかに高く、高齢層が主に考試院を利用していることが確認された。 経済活動を活発に行う30~40代の割合は相対的に低い方だった。

 

彼らの勤務形態は無給家族従事者·無職(44.7%)が最も多かった。 続いて臨時·日雇い労働者(34.1%)、常用労働者(16.8%)、自営業者(3.2%)の順だった。 学歴は高卒(36.4%)、大卒以上(35.6%)、中卒以下(17.4%)、大学在学(10.6%)の順だった。 婚姻状態は未婚(67.5%)が最も多く、離婚(20.6%)、配偶者がいる(8.5%)、死別(3.5%)の順だった。

 

月平均世帯所得は100万ウォン未満が37.2%で最も高かった。 続いて100万~200万ウォン未満(36.6%)、200万~300万ウォン未満(18.1%)、300万ウォン以上(5.7%)の順だった。 所得が低いほど考試院に泊まる時間が長く、外食よりは考試院の提供料理を主に食べた。

居住者に占める受給世帯の割合は20.5%であった。 受給の種類は住居給与が19.0%で最も多く、生計給与(16.9%)、医療給与(15.9%)の順だった。 非受給世帯の大半は受給申請をした経験がないが、理由として「資格が得られないような気がして」「手続きが分からないから」などを挙げた。

 

関連過去カキコ:所得下位20%世帯 世帯主の71.9%が働いてない

 

障害者など社会的弱者が同居するケースもあった。 障害者と同居している人が5.0%、金融債務不履行者と同居している人が8.5%だった。 高血圧·糖尿·高脂血症などがあり、日常生活が困難な世帯員がいる割合は20.9%となった。 この1年間、病気だったが治療を諦めた世帯員がいる世帯の割合は11.8%だった。 世帯主の年齢層が高いほど、治療を諦めた世帯の割合が高い傾向を見せた。

考試院での居住期間が3年以上と答えた人が28.5%で、6カ月未満(27.6%)、1~2年未満(16.9%)の順だった。 考試院に住む主な理由としては、「賃貸料が安いため」と答えた人が46.6%で最も多かった。 「職場に近いから」と答えた人も23.7%だった。 ワンルームは家賃のほかに、公課金や管理費などを追加で支出しなければならないが、考試院はこの費用を払わなくても済むこともメリットとして挙げた。

現在住んでいる考試院を「ドヤ」と認識する割合は50.5%で半分を占めた。 考試院で「健康を脅かす要素がある」と答えた割合は60.1%だった。 彼らは「手狭さ」(32.8%)、「騒音」(19.8%)、「採光不足」(18.5%)、「換気不足」(17.8%)、「孤立感と憂うつ感」(17.3%)を健康脅威要因に挙げた 現在居住中の考試院で居住者間の関係は「あいさつ程度にする」と答えた人が半分(49.5%)程度だった。 「最大限出くわさないよう努力している」(33.4%)という割合も高かった。

 

 

(ソウル/みそっち)

  


 

といったほほえましい内容でしたね。 もっと知りたい方は過去カキコもご覧になってくださいな。

 

 

 

 再掲載 
 
韓国の炊飯事情㊤
 
苦学生が自炊をして勉強に励む? 韓国に自炊生活は無かった
男子が厨房に入るなど言語道断 韓国のワンルームには炊事できる設備がない
 
 
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[暮らしのミーナ]ソウル金斗洞のワンルームに住むペさん(34)は上京してからずっと一人暮らしだ、最初は郊外の大学に通うために不便なところでも我慢をしていたが、隣人らとのいざこざに耐えられず逃げ去るように転居を繰り返してきた。
 
イメージ 3最初に住んだ長坪洞の考試院でのこと、生活費をきりつめるために炊飯器を買って自炊をすることにしたのだ、当時で一人用の炊飯器は10万ウォンぐらいしたが、飯さえが炊ければ食費が大きく節約できるはずだった。
 
住人らに見つからぬように炊飯器を運び込むと近くのハナロマートで5kgのコメを買って
見よう見まねで炊飯を始めた。用意したおかずはキムチとマグロ(ツナ缶)で準備は万全と見た。
事前に聞いてみた通りの目分量で準備をした彼は部屋に戻ると炊飯器をセットするとスイッチを入れた。
 
 
まもなく炊き上がるご飯を思い浮かべながらご飯茶碗の無いことに気がついた彼は炊飯器をそのままにして食器を買いに出かけた。
 
食器を買うならどのような店だろうか、いろいろ思い浮かべながら何軒かをまわってようやく汁椀などを整えることができた。
 
部屋に戻った彼は部屋の中が高温で蒸されていることに気がついた。コメを炊くという熱エネルギーが狭い部屋に充満していたのだ。
あいにく彼の住む部屋には窓がなく季節はまもなく初夏ということもあって部屋でそのまま過ごすことはできなかった。
 
 
◇ ◇ ◇
 
韓国の炊飯事情㊥
 

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[ソウルミーナ]こうして始まったぺさんの上京考試院炊飯生活だったが、まもなく隣人たちから非難する声が上がった、すなわち生活水準の平準化への反乱であると。

 
陰湿ないじめは炊飯器を使うごとに繰り返された、考試院の共用スペースにも居所が無くなるとぺさんはそこを去ることにした。

使ったら洗わなきゃならない

次の考試院は共用スペースこそ広く洗濯機も2台あったが、60人以上も暮らす考試院だった。様々な生活スケジュールを持つ住人がそれぞれ暮らしており、両隣のいない時間を見計らって何度か炊飯した。その時間にわずかなおかずを用意するのである。
共用スペースには簡単な炊事場があり、ガスは自由に使えたが誰もがカップ麺のお湯を沸かす程度で、各居室での炊事は明文化こそされていないが快く思われない雰囲気もあった。
 
共用スペースにあるものは共用である。これが考試院の絶対原則であり、うっかり置いておくとすぐに無くなるのである。炊飯器も注意していたが内釜を盗まれたか炊飯器もしばらくそれっきりになった。その後なんとか内釜を取り返すことができた。
彼が炊くご飯は2合で、炊く時間帯にもよるがおよそ1日分である
※考試院では洗濯機も使い放題だが洗剤は各自負担となる。そこに置いてあるものを勝手に使うというのが韓国の常識
 
 
5㎏のコメ(韓国では12,000ウォンくらい)
 
5㎏は33合であるから2週間で完食する。ところが両隣の住人の都合もあって毎日炊くわけにはいかない。そのうちにコメを洗っているとちいさな虫が浮いているのが分かった。
コメに付く虫との長い長いゞ闘いのほんの始まりだった
 
次回はそのハナシである。



以下次号

 

 

 

 

 
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ずずず~っ